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陸上競技部 大学1年生(秋・冬)

前回の投稿から、かなりの日数が経ってしまいました。
GWですが、あまりそんな感じがしませんね。時間が出来たので、書きました。

今回は、特に秋→冬の思い出を書いていこうと思います。

夏合宿で多少走れた事で、私はちょくちょく真ん中のチーム(これ以降、Bチーム)での練習に参加することになります。

しかし、やはり練習していて余裕がない。何よりスピードが足りないのです。高校時代、「スピードは天性のものだ」と思っていた私ですが、練習を重ねるうちに、少しずつスピードがついてきます。

私が学んだ、スピード練習をする時のポイントです。大きく分けて、「フォーム」と「力まない」です。

速く走ろうとするとき、皆さんはももを上げますか?地面を蹴りますか?腕を振りますか?

私のイメージでは、腕を振るときに地面を押し出す。地面を蹴る、のではなくあくまでも脚で地面を押し出す。結果的に蹴っている??押し出している間に、膝を前に出して次の着地に備える。という感じでしょうか?

これは私なりの特殊な練習なのであまりオススメはしませんが、私はスロージョグの際、よく自分のつま先を見て走っていました。

背中が丸まると良くないので、背筋は出来るだけ伸ばして。目線を下げる。でもたまにまっすぐ見て、ちゃんと走る。つま先がどこに着いているのかを見る。体重が「ノった」走りを持続させる。文字にすると、すごく説明しづらいですね。加減が難しいのです。

私はこれを通じて、「前傾姿勢」、「重心の真下に着地する」、「腕振りと脚の動きが連動する」という技術を修得したように思います。これが、私にとって「スピードの出るフォーム」となりました。

余談ですが、私が走力を伸ばした頃。一個下の、私と同じく一般入学で走力を伸ばそうとしていた二人に、「なんでそんな走り方してるんですか?」と聞かれたことがありました。狙いを含めて教えたら、その後何度か同じ練習をやっているのを目撃しました。

その後、二人の走力も伸びたので、ちょっとでも参考になってもらえたらなと思っていました。先輩としての面目躍如です。(笑)

もう1つは、「力まない」です。

大学では、スピード練習を行う際、だんだんと力を抜くようになりました。これは、周りの先輩や同級生を見て学んだことです。最後の何本かになるまでは、余裕を持って走らないと練習の意味がない。これは、監督もおっしゃっていました。

そして、必ずラスト何本かを上げる。それについていけないと意味がない。どれくらい上げるかは割愛しますが、私はこの練習のおかげでスピードがつき始めました。キツくなって身体が固まったら練習の意味がない。あくまで柔らかく。

私は今でも、インターバルをやるならこの方法でやります。(まだインターバルまでこぎつけていませんが…)

以上二つが、スピードを上げることについて。

あとは、もちろん長距離なので、長い距離への耐性をどのように向上させたか。

振り返って考えると、力がつくためには「心のスタミナ」と「身体のスタミナ」両方がないといけない。

まずは、「心のスタミナ」。つまりは考え方です。これはスピード練習と重なりますが、途中で心がきつくなったら意味がないのです。

距離走のコースは折り返しだったので、前半は「無心」、後半は「足をためる」。ラストでペースが上がるので、それに余裕をもって対応するためにも、途中で精神力を使い果たしてはいけないのです。

「身体のスタミナ」。私の場合は、「腰の位置を高くする」です。私が「腰の位置が低い」ことに気づいたのは、ショーウィンドウを見ながら走っている時でした。

何となく、自分の走りは先輩たちと比べて「腰が低い」と感じたのです。そこからは試行錯誤。どうやったら「腰を高く」できるのか。見つけた方法は、「他の選手の走り真似」でした。

「そんなアホなことをしていたのか?」と思われるかと思います。下手をしたら自分のフォームが崩れます。でも、このままだと私は大学の練習についていけなくなる。

自分の今まで積み重ねたものにすがるか、それを捨ててでも勝負するか。私は後者を選びました。

やってみると、なかなか難しい。ショーウィンドウを見ながら走っていて、「ここが違う」「ここもこうだ」と思いながら色々やっていました。

結果として、「自分の中では」腰高フォームになれました(※あくまでも個人の感想です)。

大学時代にこの走り方を見つけられたことは、自分の陸上人生の中でもベスト3に入るくらい良かった事です。

腰高になれたことで、身体全体で前に進むため、設定ペースは同じでも、以前よりもペースが遅く感じます。かつ、前傾姿勢になると、最後まで前ももを使わない走りになります。これが大きかった。

距離走には割とついていけるようになりました。ただし、まだスピード練習はラストの上げるタイミングでついていけなかった。試行錯誤を続ける、そんな時期でした。

レースにはほとんど出られなかったので、タイム等でお伝えすることは出来ませんが…私の中での「飛躍のきっかけ」です。

こうやってフォームの事を書いていくと、感覚論が多くて難しいですね。もっと上手くなれるよう頑張ります。

次回は、箱根駅伝を通じて感じたことについて書いていこうと思います。

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