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大濠トロージャンズ BEYOND2020 PROJECT

どうも、福元直人(@moccccch)です

今日は、またちょっと変わったテーマで書こうと思います。

今回、大濠高校バスケ部の選手そしてスタッフ全員へ、大濠高校バスケ部OBがTシャツを贈呈しました。さらに言うと、このプロジェクトに賛同してくれたその幅はとても広く、合計で約300枚、総勢にして約200人弱が賛同してくれました。

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これだけ聞くと、なんだかただの物資支援みたいに聞こえるので、このプロジェクトの軌跡をちょっと書き残しておこうと思います!!

OBの役割とは

記憶にあたらしい方もいらっしゃるとは思いますが、新型コロナウィルスの影響による自粛期間中に、大濠高校OB有志で92ミネchというYoutubeチャンネルを開設して、バスケットボールファンに少しでも笑顔を!と活動していたわけですが、それも終盤に差し掛かる頃に、ふと考えたんです。

これって現役生にとっては有り難い取り組みなのか?と。

要は、OBが昔話に花を咲かせているだけで、「そっちは楽しいだろうけど、こっちは肝心なバスケができなくて苦しいんだよ!!」みたいな感情に現役生がなっていても無理はないな、と考えたわけです。そこで、「現役生のための支援」というのに取り組んでみようと考え始めました。

というか、それこそがOBがOBたらしめる所以だと考えていました。

ちょっとだけ早く生まれて、ちょっとだけ早く卒業したことに満足して先輩風吹かせることに上下関係の醍醐味があるのではなく、少しだけ長く生きて酸いも甘いも少しだけ多く知っている人間がその道を続く人の道しるべになってあげる、或いは挫けそうになっている時に、その先の未来を見せてあげることで奮い立たせる、そういう役割こそがOB(OG)だと思っています。

誰のため、何のために、何をするのか?

(ここがOBの腕の見せ所な気がしますが)具体的に何ができるのか?

金銭的支援、物資的支援、イベント的支援、など色々とその手段があると思うんですよね。どれも素晴らしいし、現役としてはすごく有り難いと思います。

例えば、大濠高校で言えば、寮生もいますし、遠方から毎日チャリで通う生徒もいますし、裕福ではない家庭もあります。そういった家庭や選手に、寮費や食事代、プロテイン代などとして金銭的支援をすると間違いなく有益です。

ただ、個人的にはなんだかピンとこなかったわけです。なんというか「あとに残らない」っていう感覚ですね。今回のプロジェクトが確かな体温を持って、今年のチームを支えて欲しい、さらに言うと大濠高校の伝統の1つとして語り継がれるような意義を見出したい、そう考えました。

もっと言うと、せっかく取り組むのであれば、OBの結束を強めながらも、現役へは自粛後のバスケットボールに打ち込むモチベーションや勇気をプレゼントしたかったんです。

そんなことを考え『この大困難を教訓としてモチベーションに転換でき、さらに言うと、OBと現役が全世代を跨いで繋がるプロジェクト』になるような具体策を考えました。

大濠トロージャンズ BEYOND2020 PROJECT

そして立ち上げたのが"大濠トロージャンズ BEYOND2020 PROJECT"です。

思いついてから、すぐに92ミネchで一緒にあれこれ頑張ったメンバー(岡秀彦、青木保憲、杉浦佑成、鳥羽陽介)に声をかけました。結果的にこのメンバーだったからこそスピード感と行動力を持ってやり抜けたと思います。

本題に戻って、簡単にこのプロジェクトが何をしたかというと、記念Tシャツを制作してそれをOBがそれぞれ希望枚数を買い、差益で現役チーム分も揃えてプレゼントすることと、すべての作業を終えたあとでも、ある程度の余剰金を作り、それをウィンターカップへの活動資金として寄付するというスキームです。

そのTシャツのデザインがこちらです。(ちなみにこの役割を先頭に立って進めてくれたのは、岡、青木、杉浦、鳥羽です‼︎)

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【デザインに込めた想い】
①この難局を刻み、乗り越える
→胸に“BEYOND2020”のメッセージ
②ALLトロージャンズでこの危機を乗り越える
→昔からの大濠をトリコロール(脇腹)
→今の大濠をロゴ(正中位)
を初めて共存させたデザイン
③大濠の創立(=田中先生)を刻む
→首裏の“since 1965”

結果的に合計で約300枚、総勢にして約200人が賛同し、協力してくれました。余剰金もかなり出すことができました。

そして、それをこの前、無事に渡すことができました!!

この笑顔を見れただけでもすべてが報われた気になりました!!

ここまでOBが結束でき、それが形となって、完走できたことに感無量です!!

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写真撮影/提供 バスケット・カウント古後登志夫さん
素敵なお写真ありがとうございます!

このTシャツを着て、練習やトレーニングに励み、この苦境を乗り越えて、コートを颯爽と走り回る姿を楽しみにしたいと思います。そしてその時は、大濠の応援席をこのTシャツを着たOBが埋め尽くし、彼らの背中を後押しする、その結果として日本一がある、そんな日が必ず来ることを楽しみにしています‼︎

細かいオペレーションは大変だったけど、やってよかったと思ってますし、何より世代を跨いで本当にたくさんのOBが協力してくれたことも嬉しかったことの一つです。

そして、そして、さらに何とこの取り組みがバスケット・カウントにも取り上げられました!素直に嬉しいです。

ちなみに、この取り組みを知った友人から問い合わせがあったので、具体的なスキームまで伝えていて、彼らも実際に取り組んでいるみたいです!

こうしてモデルケースになれたことも、取り組んで良かったな、と思えた1つですね!

では!

Twitterアカウント
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