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親子丼と共に歩んだ日常

6年前。
新卒で今の会社に入り、
たくさんの経験を経て、今の私がある。

その中で、人間として最悪だろうけど、
たくさん逃げてきたことがある。

当時は、インターネットの海のすみっこの、
誰も見ない小さなブログに書き捨てる事しかできなかった、
当時の気持ちを見返して、
前向きになれるようにここにまとめようと思う。

*

ずっと逃げてた
何からも逃げてたことをここに告白します。なんて。
結局のところ、人を変えるのは無理だった。
自分の心が折れるだけだったし、
それに気付かず(気付けず)、ただ心がおかしくなっていた。

抽象的なところで言った所で何も変わらないけれど、
でも、1歩仕事に対する気持ちは変わってきたと思う。

仕事の効率化とか、そういうことではなくて
ただ、仕事に対する自分の気持ちの持って生き方についてだけれど。

やはり、この三年分でどこか体の歯車が軋んでいた。
潤滑油が足りないことに気付いていつつも、それ以外の箇所が噛み合わなくなっていたんだろうな、と思う。
(それを人は「繋がり」と言ったりする、のだろうか。)

私はただ必死に、
流れてくるタスクを自分なりにこなしていたし、
それを上手くこなせることが正解だと(そして早くその持ち場から離れることが正義だと)疑わなかった。
それは、稼働時間を考えたら正解なのだけど。

社畜ほどじゃないけど、
もうすこし同じ時間でも前向きにやらないと、心が折れてしまうのだと気付いたのは最近。
重なって、ひび割れて、ただ崩れていくだけの斜塔を粉々に粉砕してくれた彼女。

その子は別の局面で悩んでいて、それは私にとってはささいな事なのだけど、
それは逆に、彼女にとって私の悩みなんてちっぽけだったんだろうと思う。

ただ、怖いだけなのだ。
一歩踏み出して、その足を撃ち抜かれることが。
その張った胸に一撃を喰らうのが。

ある人は、そんなの卑怯だと言った。
分からない、とも言われた。
それも理由なんてわかってる。

でも、どうしても、普通の人みたいに可愛くできなかった。
甘えられなかったし、強がったし、弱いところも見せたくなかったし、それなら1人でいた方が幾分マシだった。
それに、自分ひとりで過ごす方が、はるかに気疲れしなかった。

でも寂しくて、構われると辛くて、それは余裕が無いからで、その余裕のなさは時間のなさで、それは明らかに仕事から来ていた。
仕事のせいと責任転嫁するのは簡単だけど、
結局仕事の何が悪いのか、と言われると、
その仕事に向き合う自分のマイナスな面と、
その仕事が与える悩みと、
その仕事に向き合う精神力と覚悟、
あとは、それぞれの決断、ってやつだった。

決断して選んでいくだけで精神は疲弊したし、
そもそも普段やらない決断と選択と断捨離を繰り返すだけの生活は、本当に何が核にあるのかわからない毎日なのである。

**

お疲れ様。の一言で頑張れる時もある。
また破裂しそう。

なんとなくもやもやしつつも、日々頑張ってる。
ただ、人との距離が未だに分からない。


上司に人の気持ちが分かんないとも言われたし、
辛いときに辛いと言える程辛くない、とも言われた。
笑いながらお前の日本語やべーよ、とも言われた。

何なの?そんな傷付けること言って笑ってるアンタなんて人間な訳?とも思ったし、
ずっと思ってるぐらいだから、私は死ぬまで忘れないと思う。
執念深いと言ってくれ。絶対許さないから。
ずっとつらかったです、って言った。し、それでも忘れているのは絶対許さない。

あなたの気にすることは私は配慮が足りなかったかもしれない。
でも私は、あなたが気にしないであろうことに気遣っている自信がある。
そもそも部下に対するそういう態度こそしたくないし、それこそ人間じゃないと思っている。
それなのにそれを「悪い」という訳?

**


時間が解決してくれるものかと思ってたけど、
全然そんなことは無かった。
むしろ、自分で動かなきゃ何も変えられないっていうオチだった。

そりゃそうだよね。
原因は変わらずに自分にあるんだもん。

でも、原因もわからない。
なんで嫌なのか?って思ったら、
なんでみんな普通に受け入れてるの?って逆に思う。
嫌なものは嫌だし、
なんで嫌なの?って言われても、
そんなことしなくても良くない?って思う。
そんなことしないと、ソレを確かめられないわけ?

それが普通じゃん、とか言われるとつらい。
それは分かるけど、嫌なものは嫌なんだもん。

薄々気づいてたけど、
思っている以上に嫌われたくない欲が凄いんだと思う。
その癖、自分のパーソナルスペースには入られたくないし、
入るならとことん理解してほしい。みたいな。

私はこう生きてるけど、
あなたはどうなの?みたいな。
口は出さないし、
その個性を好きになったんだからやめろとは言わない。

別段、無関心なわけじゃないし、
それに嫌いなわけじゃないけど、
最終的に別れるなら、気まずくなるなら、
これ以上、仲良くなる必要ないって気持ちが大きい。

最終的に得ることってなんなの?
たまにはあるかもしれないし、
正直、そういう人が居たら伝えたいなってこともある。
けど、それ以上に毎月のこととか、
最終的にそうなることとか、
全然考えたくないの。

傍から見ると、厨二みたい。
ばかだな。

**

仕事が忙しくて定時内に終わらないこと、
他の友達は定時に終わって自分の時間が持てているのに、なぜ私は出来ないのか、
そんなことを思いながら、
日々、自分なりに仕事の効率化を考えて進めていた。

だけど仕事の中でも自分を伝えることが嫌で、
自分一人で出来ないことに対して耐えることしかできなくて、
その癖に他人に期待して、泣いて、
結局その状況が打開するのを待っていたように思う。


だけど、私は逃げたくない。これからは。
自分が何とかしないと、世界は変わらない。

100点じゃなくていい。

60点でもいい。

がむしゃらでもいいから、前に進め、私。

(会社の近くのおいしい親子丼、これからも一緒に頑張ろう)


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