マガジンのカバー画像

トイドローンは空飛ぶ小さなカメラ 〜身近に空撮を楽しもう〜

18
何かと話題になるドローンですが、危険な面がクローズアップされ過ぎて、法規制がどんどん厳しくなっています。そのため、空撮が出来る場所も激減してしまい、写真や動画といった分野でドロー…
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

トイドローン 飛ぶ仕組みの話(2)

トイドローン 飛ぶ仕組みの話(2)

ドローン(クワッドコプター)は、対角線上 にある4枚のプロペラが時計回りと逆時計回りに同じ速度で回転する事で、空中に飛び上がる事が出来るという話を前回しました。

そして、この同じ速度で回る4枚のプロペラの回転数をコントロールする事で、空中での高度を一定に保つ事が出来るのです。つまり、ドローンが空中に浮かびながら、一ヶ所にピタッと止まっていてくれるというわけです。

これをホバリングといいます。ト

もっとみる
トイドローンの進化を感じさせたTelloのビジョンポジショニング

トイドローンの進化を感じさせたTelloのビジョンポジショニング

トイドローンは、通常のドローンより小さく、軽量であるため、「空いた時間にちょっと飛ばしてみよう…」みたいな手軽さがあります。ドローンは難しそうだけど、トイドローンなら簡単そうだし、安いものなら2,000円くらいからあるから買ってみよー、みたいなノリで購入したら、全然、思い通りに飛んでくれないで挫折したという人も少なくありません。

大抵のトイドローンは、空中に浮かぶと左右前後にフラフラと動き、一箇

もっとみる
トイドローン 飛ぶ仕組みの話(1)

トイドローン 飛ぶ仕組みの話(1)

今回は、トイドローンの基本中の基本となる話をします。そう、「トイドローンは何故飛べるのか?」というお話です。

もちろん、これはトイドローンに限らず、ドローンにも共通する仕組みになりますが、どのような仕組みで安定感のある飛行を可能にしているのか、説明していきたいと思います。

トイドローンには、複数のプロペラがあり、これらが上手くバランスを取る事で、あの安定感のあるフライトを実現できるのです。今回

もっとみる
トイドローンのメカニズム!知っておきたいセンサーの話

トイドローンのメカニズム!知っておきたいセンサーの話

ドローンやトイドローンと言えども、元を辿ればラジコンです。ただ、一般的にラジコン模型と言うと、「遠隔で動かす」という事に重きが置かれるので、「空飛ぶコンピュータ」、「空の産業革命」と呼ばれるドローンは、従来のラジコンに幾つもの技術を組み込んだ進化型だと言えるでしょう。

ドローンは、GPSや高性能なセンサーを用いる事で、空の上で静止したり、思った方向にスムーズな移動できるなど、驚異的な移動性能を世

もっとみる
トイドローンで迫力ありの映像を作るための画角の話

トイドローンで迫力ありの映像を作るための画角の話

トイドローン空撮で、障害物をすり抜けていく動画を撮影したのに、いまいち迫力がない。。。

映画「スター・ウォーズ」のクライマックスシーンのような狭い通路をギリギリで飛ぶような映像に仕上がると思ったのに...、なぜか全体がノベっとしている気がする。。。

この謎の答えは、即ち、画角の違いです。まずは、僕の撮影した動画をご覧下さい。

RyzeのTelloとHollyStoneのHS210proで撮影

もっとみる