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PTAの学級委員を経験したときの話。

※この記事は、2021年7月13日公開の引越し前のブログからの転載です。

子供が小学生だった頃、有無を言わさずPTAの学級委員のノルマが回ってきたときの話。

そもそもPTAってぇのは学校とは別の組織で入会するかどうか本人の意思を問う必要があり
まさか学校の名簿を当たり前のようにPTAに流して委員経験の有無を調べるなんて
個人情報保護法違反も甚だしいのだけど、
コレは子供を人質に取られてるママ達は大きな声で言えないよね。

私もそんなママのうちの一人でしたよ。

PTAの委員ノルマが回ってきたのは、平成も終わりごろでしたが
何故か同じ仕事をすることになった他のママ達は専業主婦ばっかりでした。

一般庶民しか住んでいないはずだと思っていたこの土地に、
こんなに専業主婦がいるとは!
嫌味とか皮肉でなく、ホントにビックリしたことでした。

私はその時もフルタイムで働いていたので、午前中のPTAのために半休を取って参加しました。

仕事を進める前にお互い自己紹介をし、LINEグループを作成したまでは良かったのですが
このLINEグループ名がなかなか強烈であった。

「きらきらガールズきらきら」・・・。

当時の私は30代で、他のママ達は全員年上であった。
30代の私でも、「オトナ女子」とかいうキャッチコピーに「なんかゴメン」と思う程度だったのに
堂々と「ガールズ」しかも「きらきらきらきら」とか言い出し
誰も突っ込まず それどころか大盛り上がりしているママ達を見て、
私はかの有名な甲本ヒロトの言葉を思い出したものです。

「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」

そう、たまたま6年間に生まれた近所の奴のママ達が集まっただけ。
だからママ友トラブルなんて後を絶たないのさ。
趣味も話も合わない赤の他人なんだもの。

PTAって自分が覚悟してるよりかなりハードル高めだなと思ったさ。
そのあと決まった追加ルールの「お互いファーストネームをちゃん付けで呼び合う」には
頭痛がしたけどニコニコ笑って承諾したよ。
子供が人質に取られてるんだもん、自分のプライドなんでウンコ爆弾だよ
母親って生き物はなんだってする。

スタートがコレだったもんで、任期の一年間はなかなかハードであった。
私達が割り当てられたPTA仕事ってのは新聞の作成だったんだけど
背景の色を決めるためにわざわざ集まったり(LINEでよくね?)
会社の制服で参加するたびに「またお仕事ぉ~?」って聞かれたり(ま・い・に・ち・だぞ音符)
「EXCELって何?」と聞かれ、特殊な新聞作成キットみたいな奴を持って来られ、
PTA専用PCで立ち上がらず2時間待たされみんなで試行錯誤したり。

幸い、変ないじめとかは無く(気づかなかっただけかも)
基本、皆さん穏やかで良い人達だったのでその点は助かりました。

最後まで、ちゃん付けで呼び合うのは厳しかったけど。

しかもね、私には子供が二人いるのでこの後何年かおいてもう一度PTA委員を経験するんだけど
その時は他のママ達も働いている人が何人かいて、
全員であまり時間をかけずに一年間こなすことが出来ました。

PTAも環境次第ってことかね。
いい経験になったと思うよ、実態も知らずに文句言うの、良くないからね。

今日はここまで。

2021年7月13日(火)

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