私が婚活に没頭した3年間の話part1

はじめまして。アラサーOLのMocaと申します。私は27歳から30歳くらいまでの3年間、婚活にプライベートの全てを捧げていました。

当時私が利用していたのは、結婚相談所、お見合いパーティー、マッチングアプリなどのサービスでした。その中でも結婚相談所での活動は、今振り返ってもすごく貴重な経験だったなと思います。今回は相談所で活動していたときの出来事を振り返って当時の心境など思い出しながら書いてみたいと思います。

IBJがやっている相談所に入会したのは27歳の時でした。当時私は仕事を辞めたばかりで、彼氏なし貯金なしの私を心配した母が、入会金は出してあげるからと言って、地元から3時間もかかる東京の店舗に付き添ってくれたのを覚えています。その時に担当してくれたのは50代くらいのベテランの女性スタッフの方で、今後の活動について説明を聞いてその場で入会しました。実際に相談所のシステムに登録するため、プロフィールの写真撮影や、必要書類の提出などが色々あり、活動スタートまでは結構バタバタしていた気がします。

実際に登録してからは、お見合いが成立した方とどんどんお会いして、お断りしたりされたりの繰り返しであっという間に日々が過ぎていきました。そんな中、活動して4か月くらいたった頃、同年代の方とお見合いが成立し、とても気が合ったので仮交際することになりました。仮交際というのはお友達期間のようなもので、その間2回ほどデートをしてお互いを知ったのちに、真剣交際しましょうという流れになりました。12月の寒空の下みなとみらいを散策して、夜素敵なレストランで告白して貰ったときは本当に嬉しかったです。

しかしその直後に、言わなきゃいけないことがあるんだけどと彼が切り出し、彼が数年前に癌を患い、手術して今は落ち着いているが、まだ寛解までには至っていないという話をされました。予想もしていなかった彼の話に、私はただただ驚き、色んな感情が湧いてきて泣いていました。話にくいことを正直に話してくれたことは嬉しかったし、その時は病気のこともよくわかっていない状態だったので、これから会って色々知っていこうということになり、その後も何回もデートを重ねていきました。

しかし彼の病歴について母に相談した所、大反対され、電話や長文のラインが何度も来る程で、わたしも自分なりに病気のことを調べましたが、このまま会い続けていいのか答えが出ないまま精神的に辛い状態が続きました。そしてこのままではなにも変わらない思い、彼に正直に、自分が付き合いについて迷っていて、両親からも反対されているということを伝えました。彼はそれを淡々と受け止めていて、前にもそれが原因で上手くいかなかったことがあると言っていました。

結局その話し合いから日がたたないうちに、私は彼にもう会わないという選択をしました。理由は3つで、彼を好きになる前に病気の話をきいてしまいそのことで頭がいっぱいになってしまったこと、両親から大反対されていること、そして彼を受け入れる覚悟が自分にはないと気がついたこと、これが一番大きな理由でした。

今だったらもっと正面から彼と向き合えたかもしれないけど、当時の自分は本当に未熟だったんだと思います。

彼にお別れのラインを送った際、色々勉強になった、ありがとうという返信がきて、最後の最後に彼の優しい人柄に触れて大泣きしてしまいました。

相談所では色んな出会いがありましたが、一番記憶に残っているエピソードを今回は書きました。

彼がいまどうしてるのか分からないけど、幸せになってたらいいなと心から思います。









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