映画、「私の少女」を見た。しんどい瞬間にも世界には癒やしが偏在することを教えてくれる、いい映画だった。

 
イ・チャンドンのプロデュースだしなー、ペ・ドゥナ主演だしなー、観ないとなーと思ってけど、タイミングを逃して劇場行けず。
最近、同じ監督、チョン・ジュリさんの、新作「あしたの少女」が公開されてたんだけど、それも行けず。
でも「あしたの少女」の評判がとてもよくて、ついに配信で、前作「私の少女」観ました。
しまった、劇場で見とけばよかった。それぐらい、良い映画でした。

まあ、映画のディティールは、書かないけど、とてもしみるポイントとしては。
生きてるわけだから、もちろんいろんなことがある。しんどいことのほうが多い。
だから主人公は酒を飲まないとなんともならない。それによってなんとかバランスを保ってるけど、そんなバランスはずっと保たれるかもしれないし、すぐに崩れるかもしれない。
崩れるんです、あっさりと。
でも、雨の日のドライブとか、海に映る月明かりとか。
いま、自分が生活として何に直面してるか、そんなことをどうでも良くしてくれる世界がスクリーンに映し出される。
たくさんの理不尽が描かれ、それをなんとかしたいなと思いつつも、こういった瞬間が大画面で観られる。それだけでとても良い映画でした。

とても力のある映画だと思うので、チョン・ジュリさんのチームの「あしたの少女」も続けてみます。とても楽しみ。

https://video.unext.jp/title/SID0090763

https://www.youtube.com/watch?v=lHXHmntpiWo

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