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車用バッテリー「一番いいやつをたのむ」 エコ.アール レボリューション(ER)

地元に腕利きの整備工場があります。普段のオイル交換、タイヤ交換、車検などを通して、様々な知識を教えてくれるいい整備士さんがいまして。

昨年の秋頃だったのですが、今のバッテリーがそろそろ古いから交換したいという話をしました。冬への備えです。結果として、毎日車通勤をしていましたので、越冬できました。そうすると、バッテリー交換のタイミングにちょうどいいのがオイル交換のタイミングなのですね。

仕事の区切りがいいときに電話して、ピットの空きを問い合わせ。今日は一杯で無理ということになりまして、それではと今のバッテリーの型式だけメールすることにしました。ボンネットを開けてみましたが……うーん、17Lしか読めない。仕事帰りに整備工場に寄って、整備士さんに見てもらいました。
「28B17Lですね。今このサイズって主流じゃないんで割高になりますから、サイズ大きくしていいですか?」
もちろん。
「見積メールしますね」
よろしくお願いします。

バッテリー松竹梅

帰宅してバッテリーの本格調査です。

アイドリングストップ車用、充電制御車用、通常車用、の順番で、アイドリングストップ車用が一番いいバッテリーになります。

松 アイドリングストップ車、充電制御車用フラッグシップモデル

GSユアサの場合、「エコアール レボリューション」がこれに相当します。私の車は13年落ちなのでどちらにも該当しませんが、通常車で使う場合は「3年または10万キロの早い方」という保証が付きます。ディーラーでバッテリー交換するのもそこそこお値段がしますが、保証は2年です。

なんといってもアイドリングストップ車用のバッテリーですから、アイドリングストップとエンジン始動を繰り返す過酷な環境に合わせて作られています。

見積 12,000円

竹 充電制御車用

充電制御というのは、バッテリーをある程度充電したら発電を止めてしまおうという仕組みです。その間はバッテリーの電力だけで消費電力すべてを賄います。一定の電圧を下回ったら発電を再開。充電したら発電停止。この繰り返しなので、バッテリーの負荷は増大するわけです。

見積 8,000円

梅 スタンダード

アイドリングストップでなし、充電制御でなし。とにかく安く済ませたければこのライン。

見積 5,500円

ただし。充電制御車に梅バッテリーを搭載するとエンジンがかからない現象が発生します。松、竹は高いだけのことがあって、バッテリーの充電状態で早く充電を完了させる性能が備わっています。充電制御車で買い物にでかけて(この間、発電せずにバッテリーの電力で走行しています)、スーパーに到着。エンジンを停止させたらあら大変。バッテリーはエンジンを始動できる電圧を下回っています。買い物が終わってエンジンをかけようとしたらかからない。
整備士さんが救援に行って、ブースターケーブルなりで対応するとエンジンが普通にかかります。故障してるわけではなく、バッテリーの選択に問題があったのです。今の車はほとんどが充電制御なので、安いバッテリーには注意が必要です。

バッテリーを購入する際の注意点

私が今回交換したのは松。ER-M-42/55B20Lになります。これ、ネットで検索すると7,000円から8,000円くらいで売ってます。整備工場の見積は12,000円。この違いは何かというと、
「メーカーに発注をかけて取り寄せた間違いのない新品」
と、
「Amazonの倉庫で大事な保証期間を削っちゃってる在庫」
の違いでして。これはもう、当たり外れがあるかどうかも微妙な気持ちの問題だそうです。要は松竹梅を間違わないほうが大事。

交換工賃とバッテリーの処分費用込みで、私としては納得しています。何なら工賃サービスして、オイル交換込みでトータル15,000円で済みました。満足度は非常に高いです。

Amazonのバッテリーには便利な仕組みもあり

羅生門オニギリ@数学を専門とする国語科教師さんがとてもお得な記事を公開されています。Panasonicのカオスもとても評判のいいバッテリーです。Amazonでバッテリーを購入すると同時に交換の段取りをしてくれるサービスを紹介してくださっています。これならアリですね。

もしDIYでバッテリー交換をする場合は、手間がかかってもバックアップ電源を必ず用意しましょう。バックアップ電源無しで作業してしまうと、パワーウインドウのオート設定とか、最悪アイドリングの回転数を忘れてしまう車まであるそうなので。

まとめと変化

まず、セルスターターがやたら元気になりました。バッテリーの交換前と後の写真を撮っておけばよかったです。見たら笑うくらいサイズが違います。
28B17L
ER-M-42/55B20L
整備士さん曰く、
「このサイズは軽くしたかったんでしょうね」
古い車ではありますが、新車のときは厳しい省燃費性能でしのぎを削っていましたから。

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現在の車事情、バッテリー事情でいくと、こんなでかいバッテリーになるのかというのも一つの発見です。ちょい乗りにも強くて、ロングの遠征なら安心して乗れるマイカーになりました。もちろん、車以外の出張で、車自体をほったらかしにしても1か月やそこらは余裕でしょう。従来のバッテリーで45日は余裕でしたから。

現在、まだ燃費等のデータは得られていません。オイルを夏用の粘土の高いものに変更したことと、複合して車の使い方が一定してませんので。またデータが取れたら書きたいと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。皆様のよりよきカーライフに繋がりますよう。

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