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【MaaS】my routeとtabiwa

日々のモビリティニュースを10分でアウトプットする『Mobi-LOG』
今回のテーマは『MaaSアプリ』

JR西日本の「tabuwa(旧setowa)」が11月から名前を変えて、北陸エリアをリブランディングしているが、交通系のチケットがいよいよ12月から販売が開始される。

ここで気になるのは、北陸県の一つ・富山県ではすでにトヨタのmy routeが先行してデジタル周遊チケットを展開している点である。

①my route:とやま一日乗り放題きっぷ

土日のみ販売、有効期間は1日
料金はおとな1,000円、こども500円
元々、窓口で販売していたものをアプリ販売へ拡大
https://toyama-city.myroute.fun/toyamanorihodai/

対象路線

あいの風とやま鉄道〔高岡駅~富山駅〕
万葉線〔全線〕
富山地方鉄道〔市内軌道線、富山港線〕
射水市コミュニティバス〔⑦新湊・小杉線、⑰堀岡・片口経由小杉線〕
べいぐるん〔射水ベイエリア〕
加越能バス〔高岡駅南口~新高岡駅〕

②my route/tabiwa:とやま周遊2dayパス

全日販売、有効期間は2日間
料金はおとな1,520円、こども760円
同内容でmy route/tabiwaで同時発売
my route : 
https://toyama-city.myroute.fun/info/459/
tabiwa : https://www.jr-odekake.net/navi/tabiwa/pass/hokuriku/

対象路線

あいの風とやま鉄道〔高岡駅~富山駅〕
万葉線〔全線〕
富山地方鉄道〔市内軌道線、富山港線〕
JR 線〔氷見線、城端線、高山本線〕

①は現時点ではmy route(と窓口)のみ、②は同時発売。

同じエリアで2つのMaaSプロジェクトが重複しあうのは長崎、伊豆に続き、三か所目かな。チケットに差がないとすると、各チャネルの販売力の差が見えそうで、なかなかしびれる展開。

これまではエリアでのすみ分けが(結果的に)なされていたけど、こういう事例は増えていくと思われる。
チケットのお得感や利便性、ラインナップで差をつけていくのか、それともMaaSとして移動の利便性を総合的に高めていくのか。各社のポジションや戦略によっていろんな動きがでてきそう。重複エリアの動きは今後もウォッチしていきたい。

以上


見出し画像はCANVAのAI画像生成機能で作成しました。

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