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【MaaS】航空会社のMaaS取り組み

日々のモビリティニュースを整理してアウトプットする『Mobi-LOG』。
今回は、最近立て続けに目にしたANA/JALの取り組みについて整理してみた。

ANA

空港アクセスナビ

開始は2020年3月

【空港アクセスナビとは】
航空便の運航情報とターミナルや搭乗口、保安検査場などのロケーション情報を経路検索機能に統合したANA独自のサービスです。ANA航空券をご予約頂いたお客様に対し、「出発地から搭乗まで」、「降機から最終目的地まで」の一気通貫な経路情報をご案内いたします。

空港アクセスナビより

首都圏や大阪での連携も開始しているが、窓口でのチケット引き換えが必要などデジタル完結にはなっていない。

ANAは「空港アクセスナビ」のほかに、何らかの理由により移動にためらいのある方々(移動躊躇層)が快適にストレスなく移動を楽しめることを目指した「Univasal MaaS」にも取り組んでいる。

JAL

JAL MaaS

開始は2022年2月

【JAL MaaSとは】
JAL MaaSは、空港を中心としたその前後の移動の検索や、地上交通の予約・手配がワンストップで可能となるほか、経路検索結果に応じた空港情報のご案内に加えて現地でご利用いただけるお得なクーポンもご提供します。

JAL MaaSより

これまで、徳島山形青森沖縄で実施
首都圏での連携も開始しているが、窓口でのチケット引き換えが必要などデジタル完結にはなっていない。

まとめ

両社の取り組みとも、主に空港へ/空港からの移動利便性を高めることを目的としている。搭乗予定フライトと経路検索の統合が軸であり、検索結果から各種モビリティへの予約へ遷移することに重きが置かれている。

まだまだ現地でのチケット引き換えが必要など改善余地はあるが、鉄道・バスのチケットオンライン購入体制の整備、タクシーのDX、シャトルサービスの充実など他の交通分野でもデジタル化が進んでいることで連携がしやすくなっているのは事実。各社切磋琢磨してより良いサービスにつなげていけるといいかなと思う。

フィンランド発の「MaaS」の実現ハードルは低くないけど、少しずつ日本も前に進んでいるのではないかなと思う。

以上


見出し画像はCANVAのAI画像生成機能で作成しました。

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