Power Automateのクソ仕様(複数項目の取得(GetItems)/フィルタークエリ)

Power Automateには言いたいことがたくさんありますが、ここではSharePointの「複数項目の取得」のフィルタークエリの設定上の注意点について触れたいと思います。

1.まずマニュアルがクソ

PAのアクション名は「複数項目の取得」ですが、日本語マニュアル上は「項目の取得(GetItems)」となっており、同じ名称の「項目の取得(GetItem)」と区別がつきません。
英語マニュアルと日本語マニュアルはなんとかOperation IDでたどれますが、実際のPAのアクション名にはカテゴリ名しかなく、マニュアル上のアクション名が実際にどのアクションなのかはわかりません(選択したあとの設定項目でなんとか識別できる程度です)。
ほんとやめてほしい。Excelのアクション名も含めてこんなのばかり。

2.複雑な操作はSharePointリストでいこう?

SharePointリストって何?という感じですが、M365のアプリケーション名はListsです。だいたい名称がコロコロ変わりやがっていい加減にせいよ、という感じですが、ExcelとSharePointリストでは、Power Platform上では、ユーザのIFとしてはExcelを、データベースであれば本来はDataverseを使うのですが、Dataverseが使えないなどのケースではSharePointリストを使った方が性能がいい、というかExcelのアクションでは機能が低すぎて、SharePointリストを使わざるを得ません。
(追記)Excel on Webであっても、行の追加・削除、項目の変更はできました。Power Automateでは新しいExcelやテーブルを使って操作となると、ややこしいエラー処理などが必要になってくるようで、既存のExcelへの操作で実装する方がフローが単純化できそうなので、Excel to Excelで実装しました。

3.対象を絞ったSharePointリストの抽出

途中の項目をつかってリスト抽出するのは、ODxなんちゃらという中間的な名称を使わないといけないようでやってられませんが、先頭の項目名「タイトル」は、フィルタークエリで「Title eq '名称'」として使えるようで、速度的にも使い勝手がよいようです。
(追記)フィルタークエリでは、単独の条件しかつかえず、and条件などは使えないようです。そのため、いったん一つの条件で出力を絞り込み、その後別の条件で絞り込むなどのフローでの実装が必要そうです(なにそれ)。

4.変数での絞り込み仕様がクソ

ここで名称を変数とした場合、なんと'変数'という具合にキーボードで''を打ってあげないと、クエリーで絞り込んでくれません。
まさかと思い設定したら動きました。いい加減にしてほしいわ。

いろいろなクソ仕様があり、ローコードプラットホームなどとの言いふらされているので使う方向で動くしかないですが、「マニュアルくらいちゃんと書け」といいたいですね(日本語の担当者がさぼりすぎです)。


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