バディミッションBONDがいい意味で裏切られた

 先月の29日に発売されたバディミッションBONDのストーリー、先が先がと気になる展開でついやりこんでしまいました。本当にストーリーが濃かった…。体験版でいまいちと思った人にこそ、やって欲しい!そこで諦めてしまうのはもったいない!と思ったので、一通りメインストーリーをクリアしてみての体感諸々を書いておきたいなと。

 まず、メインストーリーをクリアするまでだいたい40時間ほどかかりました。フルボイスを飛ばさず、かつちょいちょいサイドのお話を読んでいたので、早く進めてしまおうと思えばもっと短くクリアできそうな気がします。最も、メインストーリーをクリアするだけなのであれば、ですが。
 このバディミッションBONDには大きく3つのストーリーに分かれています。『ミッション』と呼ばれるメインストーリー、『バディーストーリー』と呼ばれるメインの4人の互いの関係性が垣間見えるストーリー、そして、『サイドエピソード』と呼ばれるミッションで登場したキャラクターとの絆を中心にしたストーリーの3つがあります。
 『バディーストーリー』には81のエピソード、『サイドエピソード』には62のエピソードがあり、各エピソードを読むには指定の条件をクリアしなければいけません(例えば、このミッションにはこのペアで潜入してくださいみたいな条件があります)。勿論、1周しただけじゃ解放しきれません。ちなみに私がクリアした現時点であと50エピソード分残っています!
 ということで全部エピソードを読み切りたいとなるともっと時間がかかりそうですね。本当にボリューミー!

 そもそもの体験版の感想ですが、正直、あんまり期待はしていませんでした。体験版ではメインストーリーの2話分まで読み進められ、体感1,2時間でクリアできる内容です。期待していなかった理由は主に2つで、操作性と難易度。フルボイスという豪華な面であるがゆえにサクサクプレイがなかなかできない。しかも、ここアクションいる?っていうところでボタン操作を求められるのでちょっとめんどいなという印象がありました。そして、体験版での難易度が本当に簡単。子供向けか、と理解しつつ、この先やりごたえあるのかな…という不安感もあり、買うのどうしようと少し迷いました。
 でも、やっぱり購入してしまったのには、ストーリー性とキャラクターの濃さ。この先、どうなってしまうの…と気になる気持ちに負け、ニンテンドーオンラインのチケットで購入できるソフトだったという後押しもあり、買ってしまいました。結果として正解でした。

 まずこのネックだった2点、操作性と難易度。まず、操作性についてですが…。正直、操作性は好みあると思います。このゲームではプレイヤーが操作する部分として、情報を集める『捜査パート』と、その情報から実際に敵地に忍び込む『潜入パート』とありますが。私個人の感想としては潜入パート中、捜査パートで得られた情報を見返すのにワンクッションツークッションあって見返しずらいなぁと思ったり、潜入パートで3D酔いしちゃうなぁと思ったりしました。あとは先にあげた会話のテンポ等々など。でも、操作性については許容できる範囲でしたし、フルボイスがあるからこそ、それぞれのキャラクターが見えてきたので……。一長一短ですね。
 しかし、難易度については全体を通してみて、ちょうどよかったと思います。『捜査パート』では、まあまあ序盤から単純な情報の当てはめでクリアできないようになっているし、ある意味で勘に頼った判断や一捻りあるような回答を求められます。これが結構、やりごたえありました。最初のめちゃくちゃ簡単だったのは一体何だったんだ…。
 勿論、『潜入パート』の難易度も程よく上がります。特に終盤ではボタンアクションを少しでもミスするとクリア条件が下がってしまう、というシビアな感じに。ボタンアクションの難易度としては、デトロイトビカムヒューマンのカジュアルぐらいでしょうか。ともあれ、私みたいなライトなゲーマーだったら十分に楽しめる内容だったと思います。

 でも、上記の部分は些細な話で、このゲームの醍醐味はストーリーとキャラクターの関係性、それに尽きます。本当に。感覚的にはゲームをするというよりも、音声付きの漫画を読んでいる感覚に近いです。漫画やアニメと比べ、より世界観に没入しやすいのがこのゲーム良い点でありの楽しみ方なんだろうなと思います。
 キャラクターもそれぞれ本当に個性的でストーリー進むにつれ、癖がだんだん強くなっていく…。キャラデザからして王道って感じするしそんなに重い展開にはなんないだろ~って思ったら、結構早々に重たい展開になるし。いっぱい感想書きたいけど、書けば書くほど下手にネタバレになりそうなんで内にとどめます。一番はプレイしてみてほしいですね。

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