「137億年の物語」を読んだ
なんで高校生の頃は、あんなに歴史が嫌いだったのだろう。
あの頃、この本を使って歴史を学んでいたら、きっと歴史好きになって板に違いない。
かなり前に買った本を、ようやく読み終えた。
でかくて厚いので、なかなか一気に読むことができずにいた。
ちょっと読んでは疲れてしまい放置。
どこまで読んだかわからなくなったのでもう一度最初から読み、そしてまた疲れてやめてしまい、そのうち本をどこにしまったのか分からなくなり、そんなのを繰り返して、数年かけてようやく読み終えた。
137億年の歴史について説明してくれている本。
とても読みやすい。
歴史の深いところや細かいところまでには踏み込んでいないのだが、それでも私のように全く知識がなかった者にとっては十分な内容である。
おそらくちゃんと歴史を学んだものにしてみれば輪郭だけのようなものなのだろう。
それでも私には輪郭線もなかったから、これでこれを読んで
なんでこの本で読むと、歴史が楽しいのだろう。
それは、テストがないからだ。
体育と同じだね。
体育も成績がついたり順位がついたりするからつまらなかった。
上位の人たちにしてみれば点数や順位がついた方が楽しいのだろうが、私のように、下位の者にとっては、苦痛でしかなかった。
それで嫌いになってたんだな、歴史も体育も。
これを読んだことで、歴史の輪郭がようやく身に付いた。
ジグソーパズルの外枠のように。
これから少しずつ興味があるところを深く掘り下げて学んでいけばいい。
別にテストがあるわけでもないので、学びたいときに、学びたい本を使って、自由に学ぶ。
これが生涯学習じゃないかな。
机の上に放置していたら、中学生の息子が、この本に興味を持ちだした。
私と同じように一気に読まなくてもいいので、少しずつ何年もかけて読んでいけば、きっと何か自分なりの輪郭が身に付くだろう。
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