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ニューヨーク 単独 「Natural」 の感想

2021年8月25日からルミネtheよしもとを筆頭に開催された、今話題のお笑いコンビ「ニューヨーク」の単独ライブ。

本来2020年に開催予定だったこのライブだが、緊急事態宣言の影響で延期になり、無事一年後のこの夏幕を開けることができ、同年9月17日になんばグランド花月で千秋楽を迎えた。




私はオンラインチケットを購入し、残念だがリアルタイムでの観賞が厳しかったため、その日の夜中に視聴開始のボタンを押した。

結論から言うと、夜中でしかも家族が寝た後だったにもかかわらず、声を出して爆笑してしまうほど面白かった。

観終わってからも面白いライブを観た後にしか起こらない、「眠れない」という現象に見事見舞われ、大変満足した。




今回のセットリストはこんな感じ
(タイトルは私の独断)

①(漫)ファミリーユーチューバー
②(コ)帰省
 VTR「3分クッキング」
③(コ)就活
④(漫)稲垣吾郎
 VTR「特許」
⑤(コ)結婚式
 VTR「3分クッキング伏線回収ver.」
⑥(コ)Natural
⑦(漫)弔辞
⑧(漫)死ぬまでにやりたいこと
⑨エンディング~SPゲスト見取り図~


あれだけ今バラエティに引っ張りだこで忙しそうにしているのに、あれだけ完成度の高い単独ライブを作ることが出来るのは、素人目に見てもその凄さが分かる。


新タイプのネタもあれば、昔から変わらないあの感じも、トゲだらけの偏見まみれのネタも、ニューヨークらしいくだらない言葉遊びが含まれたネタも。

1つ目のネタから8個目のネタまで、色んなジャンルのネタがランダムで並んでいて、飽きない。
全部が面白かったし、楽しかった。





中でも、私が特に印象に残っている「ファミリーユーチューバー」と「就活」と「Natural」の感想を少し。



漫才、「ファミリーユーチューバー」は文字通り、世のファミリーユーチューバーをくさすネタだ。いつものように、誰かを子馬鹿にしたネタなのだが、このテーマが随分と尖ってるなと。

だって、近しい先輩芸人がファミリーユーチューバーとやらをやっているにもかかわらず、それをいじり倒すというのがさすが、私たちのニューヨーク。

売れても何も変わらない所を見せてくれた気がしてとても嬉しかった。





次に、ニューヨークのコントといえば嶋佐が個性的なキャラクターに憑依し、屋敷は普通の人の役としてそいつにつっこむ、というのが定石だが、今回の単独ライブではこれらとはまた違った、新タイプのコントを見せてくれた。


それがまさに、就活と、今回のライブのメインのNaturalだ。なんと、屋敷も憑依してるのだ。ツッコミ不在のニューヨークのコントは新鮮でこれがまたとても面白かった。




またエンディングでは伏線回収を何故か強調して喋っていたので、これまた小馬鹿にしてるのかなとワクワクしてしまう自分がいる。






今回のライブは、ニューヨークの単独史上一番完成度が高いライブになったといっても過言ではないだろう。


あれだけテレビなどのメディアで忙しい中、しっかり作りこまれた新ネタ8本を披露した。彼らのお笑いに対しての熱量を感じることができて、本当に嬉しかった。私が追いかけているお笑い芸人は本物だったんだと思わせてくれた。


それも今までと変わらないスタイルのニューヨークと、新しいスタイルのニューヨークを両方見せてくれて、エンターテインメントに長けた見ごたえがあるライブで本当に楽しかったし面白かった。




売れてもネタだけはやり続けて欲しい!
これからも変わらないニューヨーク見せて欲しい!












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