『妖精の庭 秘密の花園』感想
一原みう著『妖精の庭 秘密の花園』を読みました。
こちらも作家さんのSpaceでのおすすめで手に取ったのだと思います。どういう意図のおすすめだったかすっかり忘れてしまって、どういう話なのかあらすじも確認せずに読み始めたら、ちょっと特殊な作りの話で、意外な面白さを感じました。
人の幸・不幸はその人自身の認識に因るものであって、世間から見てどうとか、倫理や常識といった尺度で測れるものではないということを繰り返し述べている作品なのですが、主人公たちがいわゆる身分違いの恋をしていて