映画『ゴールデンカムイ』見たので1000文字で感想書く。
・完全再現が過ぎる
ゴールデンカムイを全巻持ってる自分も、大勢に漏れず「実写化不安勢」の一人だったんですけど、あそこまで完璧に登場人物を再現されては掌返しするに決まってますって。
もはや採算度外視なのでは?というレベルの原作追及は「そこまでせんでもいいよ」というラインを軽々と超えてきていてビックリです。
ストーリーにも改編はなく、ひたすら安心して観られる「完全再現」ぶりにはただただ脱帽です。
・動物CGスッゲェ…
キャスト陣の再現度ももちろんですが、個人的にはヒグマやレタラの動物CGの出来が頭おかしいなと感じました。
本物ではないとわかるけど、けど本物より本物っぽく感じる、みたいな。「動物のCG表現」にこだわりを感じる箇所が多かったのも安心して観られるポイントになってました。
なんといっても、レタラ可愛かったもん。すごいモフモフしてた。靴下臭かったよな、よしよし。子グマも可愛かった。頭コリコリなでてあげたくなる。
・「食」の描写
ゴールデンカムイの楽しみの主軸ともいえる、食べ物周りの描写にも一切合切の手抜きがなかったのは素敵です。
アシリパ(山田杏奈さん)の食事での表情が「全てパーフェクト」だったし、杉元(山﨑賢人さん)の食事でとるリアクションも「全てパーフェクト」だったの、奇跡じゃないかと思います。
カワウソの頭とか最高っすよね。味噌関連のアレも見たい物がちゃんと見れて大満足でした。
あと団子のみたらしが飛んじゃうのって、あれハプニングだったのかな?でもあれもリアルさがあってよかった。
あそこまで完璧に再現されると…やっぱりラッコ鍋を…再現してほしくなる…アシリパさんのカレーとの対面も…見てみたくなる…こりゃ完結まで作ってもらうしかないな。
・「実写版の教科書」
今回のこのゴールデンカムイは「マンガやアニメを実写で表現する際の教科書」足りえると確信を持ちました。
原作側の「楽しい部分」は削ってもいけないし安直でもいけないんですよね。派手なアクションだけでなく、繋ぎとなる日常パートで「これが見たかった」と言わせられるかが肝になるんだなぁ、と。
考えてみれば、ゴールデンカムイの場合は「実写にする際の障害」が沢山ある事が素人でも分かる作品だからこそ、逆に実写で乗り越えるハードルも設定しやすかったのかもしれないです。(ハードルが低いとは言っていない)
今後の実写化、恐らくゴールデンカムイが基準になりますね。
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