見出し画像

【雑記】地区の班長会合

今年はオメー地区の班長だぜとDH指名を頂きましたので、本日は地区の班長会議という会合に参加してまいりました。

仕事の忙しさに感けて全く無頓着だったので、自分の住んでいる地区の組織がどんな成り立ちになってたか全然知らなかったんですよね、実は。今まではずっと、仕事をしていない母親にその辺は代理対応をお願いしていました。

ただ、さすがに今年で38にもなる人間で、しかもまかりなりにも一軒家の世帯主ともあれば、多少なりともそのあたりの地域情報は理解しておかなければアカンやろなということで、重い腰を上げて今回の会合に臨んできたわけであります。

今回は「一番面倒な仕事だぜグフフ」と前振りを食らっていた、『町内会費の回収についての説明会』という会合でございました。初の会合参加なのに随分ヘビーな内容だなこれ。

班長という役割を担う人たちは他にも20数名程度いらっしゃっており、あらやだウチの地区ってこんなに人増えてたのねと驚きを禁じえませんでした。まぁ、班長が他にもこんだけの人数がいるというのはちょっと心強いなとも思った次第です。

で、回収対象となる御宅のリストや領収証となる紙などを頂戴し、ラミネート加工された班長証をお預かりし、誤字が随分多い質疑応答事例集にふむふむと目を通していると、他の人が質問をしました。

「これ、会費回収できなかった場合はどうするんですか?」

それな。多分自分含む班長経験のない人だったら絶対に質問しなければならんやつや。すると、当然想定されていた質問なのでしょう、会長的な方ははきはきと以下のように答えておりました。

・とりあえず2,3回くらいは訪問したりポスティングしたりしてお知らせと回収に努めて欲しい
・それでもアカン場合は、地区ブロック長に報告をオナシャス
・トラブったら無理に一人で抱え込まないでね。すぐに地区ブロック長に言ってね
・居留守使う奴もおるし、喧嘩っぱやい奴もおる。心だけは痛めないようにしてほしい

うーん。まぁ、そうだよなぁ。

班長の役割は、会社でいう所の主任レベルの立ち回りっていうことだなと、ここで何となく理解できました。しかしこう、なんだ、うーん、用意されていたかのような回答ということは、だ。やっぱりそういう事例は枚挙に暇がないってことなんやな、と。

まぁ、前職の絶望を伴う営業活動に比べれば楽勝だし、後ろ盾をちゃんと明示してくれてるだけホワイトなやつやな、ハハハハハ。

一番自分が気になってた質問を代わりに聞けたので、あとはワイ今日は帰ってもいいなぁと構えてたら次の質問が飛んできました。

「確かに回収が難しい人がいるという事は前班長の方から引き継ぎされてました。でも、それっておかしくないですか?町内会の会費はゴミ処理費用にも使われてるのに、いけしゃあしゃあとその人はこの地区にゴミを捨てているという事自体が云々云々云々云々」

おっほ。町内会の会合クオリティ発動したなこれ。

まぁ、言わんとする事は分かる。分かるとも。うん、今回の議題である町内会費用の話とは地続きだもんな、そういう問題は。こういった場を借りて話をしなければと思っていたのだろうさ。きっと。正義感が強い方なのでしょうね。

しかしなぁ、その問題の人が住んでいない他地区の班長24名程度が参加しているこの会合の質疑応答でその話をされても、こっちは正直困るんだ、うん。ケースバイケース、報告連絡相談で対応するしかない案件やと思うぞ、それは。

あーほら、議長の参謀みたいな人もちょっと困った顔してるじゃんか、ちょっとナイスミドルな顔立ちなのに台無しだぜ。あー、すごい分かる、その気持ち。ワイも仕事でつい先日体感したばかりや。

「ゴミ処理等のトラブルは都度相談報告で、もし他にもあれば会合後にお伺いします」とエクセレントに無難な回答をナイスミドル参謀が返し、他の方は大丈夫ですかと促されて誰も発言しようとする素振りはなし。
うむ、今日の会合はこれで終わりかと胸を撫でおろしていたところ、先ほどの質問者がまた手を上げました。むむ、今度はなんだ。

「今日の議題とは関係ないんですけど、○○にあるお店が閉店したせいで辺りの電灯が暗くなってしまったので、地区の人達がみんな困っているという話が云々云々云々云々電灯の設置依頼を云々云々云々」

マジで関係ないな。

つーか話聞いてないだろ。たったさっき、他にもあれば後で聞くよって話してたばっかりじゃねぇか。前方に座ってるこちら側を向いてる4名全員、こりゃマズイって顔にでてるぞ。さっきの参謀の人なんか唇噛んじゃってるよ。あぁ、なんか本当にかわいそう。
円滑に会を進めたいと考える方々の気持ちが伝わってくるようで、仕事でもないのに仕事モード入りそうで嫌だな、畜生。わかる、わかるぜ議長の皆さん、その気持ち。


質疑応答の場を設けると「ここで意見をいわな」といきり立つ人って一定数いるんですよね、私の経験則上の話ですが。
もちろん、会議の場以外ではお答えいたしませんっていう遮断スタイルを持ってるような相手だったり、通常時の動きが鈍い組織が相手なのであれば、聴衆を味方に引き付けたいときには有効な一手だと思いますよ。戦略の一つとしてはね。

けど、さっきちゃんと「後でお伺いします」って言ってただろ、参謀のナイスミドルが。相手がちゃんとそういう態度を表明している時にそういう事を喋りだすのは悪手なだけだよ。全然関係ないワイらは、それを聞かされて無駄な5分を過ごすことになるんやけど、多分この人はそういう空気感を一切理解してなさそうだな。

こういうタイプの人が、実は一番地区でトラブルを起こす可能性が高いんだよなぁ…などと思ったりした。まぁ、人が沢山住むようになれば、地域トラブルの話だとか会合での珍妙案件とか、この手の話はどうしても付いてくるよね。しゃーないんやろなぁ。

とりあえず私は粛々と、段取り良く集金業務に臨めるように地図とチェックシート、ポスティング用紙と領収証を一律作成しておいて、来週からの集金業務に淡々と取り組みたいと思います。

応援よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?