電気自動車は本当にクリーンなのか?
Numbers Don’t Lie (バーツラフ・シュミル著、栗木さつき、熊谷千寿訳、N H K出版)を読んでいます。世界に起こっていることを数字で表して解釈していますがとても面白いです。 最近ではさらに電気自動車・自動運転が普通に語られていますが、前から電気自動車って本当に環境に良いのかと言う素朴な疑問がありました。この本の中でも、取り上げていますが、いくつかの国では水力発電が多く、そのクリーンなエネルギーが電気となっている。ところが中国・インドをはじめとした国々は化石燃料を多く使って電気を作り出している。日本も例外ではないですよね。この著者も言っている様に電気自動車がダメということではないが、新しいことが起きているときに本当にそれが良いのかと冷静に考える必要はありですね。ちなみに自動車の寿命を20年と仮定すると、電気自動車を作る過程でできる有害物質は従来の自動車の3倍だそうです。燃費の悪い古い車に乗っている私は大きなことは言えませんが、地球と人間を含めた生き物にとって一体何が良いのか、どう言う優先順序をつけるのが正しいのか、便利であっても追い求めてはいけないのか、などなど科学的で確かな提言が必要だと感じます(守れる国は少ないとは思いますが)。
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