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人権ってなんだろう

国々の人を貴ぶ宣言や、困った状況に立たされている弱者が守られそうな時、「人権」が語られる事が多いと思います。心の底が温かく震えるような良い気分になります。でも時には乱用される事もある。

私が以前から疑問である「人権」とはいったい何なのかを考えてみたいと思います。単純に言えば「人に有る権利」なんでしょうがここで言う「人」に色々な解釈がありすぎていったいどうなのか突き詰めるとわからないゾーンがありそうだなって思います。

例えばある史郎正宗の攻殻機動隊に「テロリストには人権はない」みたいなセリフがあったと思います。じゃあ誰がテロリストを決めているのかで誰が人権を持てるのかが変わってくる。これはフィクションだから流しますか...

知る人は知る、アメリカや他の欧米諸国ではいまだに白人の皆さん対それ以外(特に黒人)の皆さんが差別をされている問題が根強く残っています。実はこういった問題はおそらく日本にも少し違った形で存在していると思っています(日本人の皆さん対その他のアジア人の皆さん)。今までその地で力を持っていたグループの人たちがそれとは違った人達のグループに脅威を感じている。それは変化しつつあるグループの人口の割合や、力のバランスの割合が変わってゆくのが原因で。興味深いのがここで人間をグループ分けしている基準が「人種」「言葉」「文化」などで人以外と比べるとこれらの差は実はそんなに無いのだってこと。

そこで思いついたのが遺伝子の掛合わせをしてチンプと人間のあいの子が登場したとします。人間の遺伝子がいったい何パーセントあればそのあいの子は人権を得られるのか?99.9999%だったら?もしその存在が人の姿をしているがどうしてもチンプ的行動をしてしまった場合とその逆だった場合、それぞれ人権は与えられるべきなのか。その存在がほぼ人の姿で知性が少し低くも大変に人として道徳的だった場合、人間でありながら凶悪な犯罪者には与えられる人権はその道徳的な掛合わせの存在には与えてはいけないのか。

もう一つ、弱い人工知能(=専門的なごく狭い範囲で人が行えるような行動や判断をする事が出来る人工知能)がどんどん生まれる現在、近い将来には強い人工知能(=人の持つ思考の様な広範囲に及ぶ思考が出来る存在、もしくは人よりも高度な思考が出来る存在・AGI)が生まれるのではと思っていますが、それが人と同じような権利を人に求めた時(「人権」と呼んでいいのかな)、人は一体どうしてゆくのか。どうするのが良くてうまくゆくのか。そして人とAIのハイブリッドはどうだろう。

支離滅裂に「さてどうでしょう」になっちゃいますが、いろんな考えがあると思います。良かったら聞かせてほしいです。