インターミッション(5)

*この世界での車事情
この世界では昔の技術ベースで作られているガソリンエンジンを積み、タイヤで動く車が一般的に使われている。
これは20〜21世紀の世界を再現するというだけでなく、化石燃料が豊富に採れるため、そのほうが効率がいいという事情もある。
また、他の星系では一般的に禁止されている事が多い「手動運転」もここでは一定の条件の元認められている。(行うには厳しい訓練を受けないといけないので、相当物好きでないとやる人はいないが)
*「キューブ」の存在について
地球時代の膨大な要素を記録した「キューブ」は当初3つ存在しており、その中の膨大なデータは今でも解析が続けられている。
しかし、文献などで4つ目の存在が示されていた。当初は都市伝説的に捉えられていたがあるとき、ゴミ集積場の中にあるのが発見され、正式に4つ目が存在することが確認された。
何が入ってるのかはまだ解析途中ではあるが、どうやらエログロ的な内容ではないかといわれているようだ。
*RSC(Robot Security Chip)の動作について
法順守や危険行動をさせないようにする目的ですべてのドロイドに装備が義務付けられているRSCだが、その動作は2つに分けられる。
(1)本体の行動思考に介入して、あらかじめ違反する動作をさせないようにする
(2)違反する動作、特に危険な行為の場合は機能を停止させる(RSCシャットダウン)
特に(1)に関してはそれを嫌がって改造し、無効化することがあるが(2)に関しては意外と手を付けられていないことが多い。危険行為についてはやはり押さえたいという思想なのだろうか。
「そもそもそれを最初から外せばいいのでは」と思うかもしれないが、多くの場合RSCが思考回路の処理の一部を担っていることが多く、おいそれとは外せないのである(そこの部分を1から作ると手間もコストもかかるので、改造した方が早いしコスト安という事情がある)

*ここまで書いて
当初はもう少しレイアの出番があったのですが、いまいちしっくり来なかったため他の女子勢がキャッキャウフフするだけの回になってしまいましたw
美術部とか、学園周りの流れはメイア中心で書いていってますがそのほうがしっくりするので今後もそうなっていくかと思います。ていうか(構想中の)次の話も(たぶん)レイアの影薄いですw
今回整合を保つために結構ごっそり書き直した部分が多かったです。


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