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フィードバックの極意その③「入り口をネガティブにし、出口をポジティブにする」

「とても有意義な時間だった」
会議やミーティング、コミュニティや勉強会。人と人とが集まる場において、「良い時間だった」と感じるときと「時間の無駄だった」と感じるとき。いったい何が違うのだろう?

様々な要因があるけれど、一つの仮説として浮かび上がってきたのが
「参加者のフィードバックの力」

「一人ひとりのフィードバック力が上がると、場の価値(時間的価値)が上がる」
「フィードバック力が高い人が集まる場は、良い場になりやすい」
「ではフィードバック力を上げるには、どうすれば良いのか?」

そんなことを思った著者が感じた、身近なフィードバックの達人にフィードバックの極意を教えてもらうこのコーナー。

第三回のゲストは株式会社TreasureNey代表園田暁志(アッキー)さんです。

野見「アッキーさんのフィードバックって、なんか他の人と一味違う鋭さを持っている気がするんです。アッキーさんが思うフィードバックの極意って何ですか?」
アッキー「私が意識していることは全部で3つあります。1つ目は相手が主役、自分は黒子であるというマインドを持つこと。2つ目は相手を主語にした言葉を使うこと。3つ目は入り口をネガティブ、出口をポジティブにすることです」
野見「なるほど。一つ目と二つ目はなんとなく理解はできるのですが、入り口をネガティブ、出口をポジティブというのはどういう意味でしょうか?」
アッキー「乾電池に電気を充電するときには、マイナスからプラスへと電気を送り込みます。人間もそれと同じ。マイナスから入ってプラスの方向に向かうと、エネルギーが充電されるんです。だからフィードバックも敢えてネガティブから入って、ポジティブに持っていく。これを意識しています」

なるほど! 相手を主役にした言葉を使って、自分は黒子に徹する。そしてネガティブから入って、ポジティブの方向にもっていく。アッキーさんはサラっと言っていたけれど、これはなかなか難しい気がする。

「プラスマイナス法」というのがあって、相手にマイナスのことを伝える前にはプラスの言葉を挟みましょうというのがある。しかし今回のロジックはこれとは逆だ。正直、現段階では何が正解かは分からない。けれど、アッキーさんのフィードバックがすごいというのは間違いない。ということは、この手法は試す価値がある。

ネガティブから入るフィードバックはなかなか勇気がいるけれど、ワンランク上のフィードバックを手に入れるにはこれもマスターしてみたい。覚悟を決めて、トライアンドエラーをしてみることにしよう。

★もしあなたが、今より半歩上級のコミュニケーション能力をつけて、周りから一目置かれる存在になりたければ、一緒にフィードバック能力を上げていってみませんか?

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