ドイツのどこか、だけどどこか分からない
ああ、テキサスのこの場所は嫌いなの
目を閉じて、空想する
3回コツっと音を鳴らせば、家に帰れると
帰ったらゴロゴロして
そしたら起きてまた寝そべる
静かな暮らしを夢見る
私の部屋ほど良い場所はない
だけどあなたは去らなきゃいけなかった、分かってる
まるで海岸にぶつかって溶ける波のように
ヤク中の人たちですらもうここにいない
行かなくちゃいけなかったんだよね
公園に出て夕日を見る
錆びたブランコに乗ってお話しする
しばらくしたらあなたは静かになって
私は意地悪になる
私はいつも自分からあなたを押しのけるのに
あなたは重力とともに戻ってくる
私が呼べば、うちに帰って来てくれる
歯に鳥の死骸を挟んで
だから行かなくちゃ、分かってる
サイレンが聞こえたら、あなたは床の下に隠れてね
だけど私は竜巻に巻き込まれて故郷に帰るつもりはないわ
私は追うのよ、分かってる
もう行かなくちゃ、分かってるから
太陽に向かってドライブする
紫外線が私を包み込む
創造神話を探しに行ったけど
結局は唇がひび割れただけだった
窓を開けて、叫ぶ
アメリカファーストなラップカントリーの曲に合わせて
屠畜場、アウトレットモール
スロットマシーン、敬けんの念
窓を開けて、ヒーターをつける
大きな稲妻が沿岸地域に垂れ込めている
みんなが確信する
これは政府のドローンかまたはエイリアンの宇宙船だと
どちらにしても、私たちは1人じゃない
私は新しい故郷を見つける
柵で囲まれたお化け屋敷
ふわふわと浮かんで友達の元から立ち去る
いいえ、消えるのは怖くないわ
ビルボードにこう書いてある”終わりは近い”と
振り返ってみたけどそこには何もなかった
そう、たぶん終わりが来たのね
終わりが来た
終わりが来た
終わりが来た
終わりが