見出し画像

コンビニ人間

 こんにちは。ニキビ跡に悩んでいる大学生です。


はじめに

 今回は、『コンビニ人間』について書こうと思います。

 「コンビニ人間」とは村田沙耶香著、第155回、芥川賞受賞作品です。5年前の本をようやく読みました(笑)


1. 「コンビニ人間」を読むに至った経緯

 まず、なぜ5年前の本を今読んだのかということについて書きます。きっかけは、コンビニでのアルバイトにあります。

 大学生になって自由な時間が増えた一方、無駄に過ごす時間も増えました。飲食店でのアルバイト始めたにもかかわらず、土日の夕方から夜にかけてしか働かせてもらえません。

 つまり、土日の午前中が空いていました。学校の課題をやっても時間が余ってしまうほどです。コロナで人と会うことが制限されているため、毎日、孤独を味わっていました。

 そこで、家から徒歩10分のところにあるコンビニでアルバイトを始め、ホームシックを忘れようとしていました。

 元々、「コンビニの仕事ができれば、何でもできるよ!」と両親をはじめとする周囲の人から言われていたため、これを機に!ということで始めました。

 コンビニで働き始めて2ヶ月が経った頃、「コンビニ人間」という本が出版されていたことを思い出し、すぐに近所のBOOK-OFFで購入しました。

 「コンビニ人間」を読んだ感想は、コンビニでの仕事内容が事細かく書いてあり、読んでいて面白かったです^^


2. コンビニ店員に対する周囲の見解

 次に、コンビニ店員に対する周囲の見解について書きます。

 コンビニで働いている学生は、「社会になじむことができなかった人」というレッテルが張られているような気がします。(お客さんからそういう目で見られます…)

 というのも、ほとんどのコンビニ店員が最低賃金で働いています。最低賃金で喜んで働く人はいないと思います。決して、キラキラしている仕事ではありません。

 また、友だちにコンビニで働いていることは内緒にしています。というのも、「えっ、どうして?他に仕事なかったの?」と言われることを恐れているからです。

 自分で言うのも何ですが、私は仕事ができる人間と認識しています。高校時代は、高校生ながらバイトリーダーになり、年上の大学生を相手に指示を出していました。

 このような私が、最低賃金のコンビニで働いているということを友だちに理解してもらうことは難しいと感じています。

 一方、「コンビニ=外国人」という見解もあります。店長が言っていたのですが、外国人がコンビニで働くということはすごいことみたいです。

 外国人同士の間でも、コンビニは人気のある仕事のようです。

 日本人がコンビニで働くと社会不適合者扱いされる一方、外国人がコンビニで働くと素晴らしいと評価される社会が「普通」でいいのでしょうか?(「コンビニ人間」では『普通』について書いていました。)


3. コンビニの仕事

 最後に、コンビニの仕事内容について書きます。

 コンビニは基本、二人体制で24時間営業しています。(夜中は一人で働くこともあります。)

 出勤して制服に着替えたら、トイレ掃除から始まります。5分程度で掃除を終わらせます。(高校時代は40分ぐらいトイレ掃除をしていました笑←厳しかったので…)

 次に、商品の検品をします。「ピッピッピ」という音は検品している音です。日付を確認しながら、商品を後ろに置いていきます。(お客さんがおにぎりやパンを後ろから取っていく光景は見たくないです)

 検品が終わると、ひたすらレジ打ちをします。お客さんが並んでいないタイミングを見計らって、揚げ物をしたり、おにぎりやお弁当を前に出したりします。

 食べ物には基本的に賞味期限や消費期限があります。もちろん、レジ横に並んでいる揚げ物や肉まんにも期限があります。(から揚げ棒とフランクフルトは揚げてから4時間後、肉まんは蒸し始めてから7時間後 etc.)

 期限の時間になると廃棄になり、全て捨てられます。(店によっては店員が持って帰るところもあるみたいです)

 コンビニの仕事はザッとこのような感じです。他にも、コーヒーマシンを洗ったり、宅配便を受け付けたりします。

 中でも私が一番苦労した仕事は、タバコです。番号で言ってもらえればすぐに見つけることができるものの、多くの人は「○○の1ミリのロング」というようにメーカー名で言います。

 私の身内でタバコを吸っている人はいないため、タバコの知識が全くありませんでした。(ボックス?ソフト?ロング?カート?アイコス? etc. )

 そして、タバコを買いに来るお客さんに限って、間違ったタバコを出すと怒ります( ゚Д゚) コンビニでアルバイトを始めて、メンタルが少し強くなった気がします(笑)

 コンビニの仕事は単純なように見えて、奥が深い仕事です。


最後に

 コンビニの仕事は飲食店の仕事に比べると面白いため、大学を卒業するまで続けていこうと思います。(コンビニ店員を侮らないでください)


2021年2月18日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?