見出し画像

キミにも手紙は届いてるかい?

連日暗いニュースが続いておりますね
著名なコメンテーターの大局で捉える視点だけで
「はい消化!」とはいかないのが心というもので
この濁ったものをどうしたらよいのか分からず持て余していたところに
折よくこの週末(3/12(土))に、あるチャリティーコンサートに行く機会を得て、清水マリナートへ行ってまいりました。

主催している田中宜子さんとの出会いは
忘れもしない2021年12月16日のことです。
ライフワークとしてチャリティーコンサートを通じたボランティア活動を20年以上されている、神戸出身のおばあ様。

コンサートのタイトルは「いのちへ ラブレター」
前半は入川眞理さん、美智子さんご夫婦によるリコーダーとキーボードの演奏。後半は馬場利子さんによる朗読と、窪田由佳子さんによるピアノ、田中宜子さんによる歌の2部構成。出演者皆様の人間味の温かさとフラットな空気感が心地よいアットホームな2時間でした。

第1部を演奏した入川夫妻がまたチャーミングで、「プログラムの順番は、次が○○で、その次が■■であってますか」って、客席に向かって聞いちゃうんだから笑っちゃった。

次回以降の記事で内容は触れていきますので、ここでは感想を少し。

たったの2時間で、これまでにこんな種類の感動を味わったことが、果たしてあったかなあ。
しみじみとしてじんわり温かい、心の輪郭が分かるっていえばいいのかなあ。「あ、私の心、ここにあるなあ」って感じでした。
これが宜子さんからのラブレターかなって思うほどの。
同時に、この場で起こったこと、見たこと、聞いたこと、全部感じきれてないっていう確信もありました。

何かの形になる前のふわふわとしてつかみどころのない何かが
だけど温もりのある光のようなものが存在として残っていて

「これは、帰ったら復習だな」と固く誓い
清水駅のエピシエールで
モンブランのデニッシュと紅茶を一杯いただいたのでした。

紅茶を飲んでふっと外をみたら、
バスを待つベンチに斜めに影が落ちていて
「ああ、これも太陽からの手紙だなあ」日々、そんな風に、無数に手紙が届いているはずだけれど
私はいったいどれほど受け取ることができるのかなあ
また、どれほど送ることができるのかなあ
と考えました。

次の記事から数本は、コンサートで詠まれた詩、歌われた歌詞を紹介していきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?