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旅日記(240222~26)①

2月の福岡は予想していたより寒かった話


事の発端

福岡にいきたいとは前々から話をしていた。
夫が学生時代を過ごし、今でも重要なアイデンティティになっている街。
当時の友人が何人も彼の地で生活していることもあって、「いつか連れて行きたい」とは口にしていた。
結婚もしたし、街の案内と友人の紹介を兼ねて、(彼としてはおそらく)満を持して福岡にいくことになった。
私の方も学生のときに友達といったきり10年ぶり?ぐらいの九州、しかも詳しい人のフルアテンド付きということで、下調べもほとんどせず、気楽な旅

東京脱出

平日の通勤時間帯、しかも雨予報。前日までもちろん仕事、各々スーツケースあり・・・さっさと羽田までのリムジンバスを予約して、体力の温存を決める(絶対座れる&寝られる)。
遅延リスクを考慮して早めのバスにしたのだけどこれが正解だった。バス自体はほぼ定刻だったのに、空港のチェックインカウンターとセキュリティチェックがめちゃくちゃ並んでいて、そこでかなりの時間ロス。あわよくばチェックインの後で何か軽く食べて・・・とか思っていたけど全然無理で、向こうで渡すお土産を選ぶので精一杯だった(間に合ってよかった)

飛行機は満席。携帯の充電を温存したくて、文庫本を持って乗り込んだけど半分以上は寝ていてほとんど読まず。
お昼過ぎに福岡空港についてすぐ移動。今日は福岡市内でなく、下?南?の方まで行く予定で、天神から私鉄に乗って1時間半ぐらい。運良く2人掛けの席に座れて、再び体力温存でうたた寝。
朝から移動中ずっと寝てる・・・と自分でも思ったけど、旅行の前後、何となく体調が本調子じゃなくてうっすら怠い状況が続いていた。熱とかその他症状はないけど、休息を取っても体調万全に戻らず、エネルギーの消費スピードも速い感じ。なので旅行中もなるべく無理しない、飲み過ぎない、隙あらば寝る省エネモードだった。

柳川にて

そんな風にたどり着いたのは柳川駅。ここで友人の方にお会いして昼食へ。名物の鰻のせいろ蒸しを食べる。関東の鰻ともまた違うふわふわした食感で、タレも見た目ほど味が濃くなくて、知っている食べ物のはずなのにどことなく異文化の味。


ふわふわ系うなぎ。我が故郷の「ひつまぶし」とは両極のタイプだと思った

昼食中に柳川といえば川下り・・・という話もでたけど、寒いし雨だし川下りのコンディションではない、ということで川の近くの観光スポットを案内してもらう。
何もないよ~といいつつ紹介してもらった「御花」という重要文化財のお屋敷とその隣の展示館みたいなのが面白くてじっくり見てしまう。
江戸~明治にかけての有力者の家で(多分)和洋折衷というか日本家屋と洋館を無理矢理くっつけたようなお屋敷だった上にお庭がよくて、日本家屋の側は座敷に座ってしばし鑑賞・・・・最近、旅にでると庭ばっかり眺めてる様な気がするけど・・・
お屋敷の一部は一般公開されていなかったのだけど、旅館として整備している途中らしく、完成したらまた来たい。
じっくり閉館間際までみて出てきたら付属のミュージアムショップとか、周囲のお店がどんどん閉まっていく。まだ16時なのに?と思ったけど、平日(しかも雨)だったら早めに閉めるほうが合理的なのかもしれない。
目星をつけていた中ではかろうじて空いていた、醤油屋さんと観光案内所みたいなところで醤油とか海苔とか、特産ぽいものを少し入手して柳川観光は離脱。
再度友人の方に拾ってもらって、お宅に訪問。学校から帰ってきたお子達を交えて、お茶をいただく。学生時代のことや共通の友人とかほとんど私には分からない話だけど、他者の視点から夫の話を聞くのは貴重な機会でもあるので。
夕方過ぎに再び柳川駅まで送っていただいてバイバイ。雨の日に車でフルアテンドいただいて、というかそもそも我々の訪問に会わせて休みとっていただいてみたいで、そこから含めて本当に有り難かった。意外と人望あるのね、我が夫。


昨夏の鳥取でも庭を見ていた気がする

久留米にて


再び電車に乗って今日の目的地の久留米に到着。
次の約束まで時間があるので一旦ホテルへ。寝るだけだけど、一応温泉のあるホテルで、しかも24時まで稼働ときいて「夜帰ってきたら温泉だね」なんて盛大なフラグを。
夜はまたもや夫の知人と約束しているものの、お仕事の都合で合流が遅めの時間だったので先に約束していたお店へ。久留米は焼き鳥が名物、ということであれこれ頼む。刺身を頼んだら醤油が甘いとか、餃子が一口サイズとか随所で異文化を感じつつ、美味しくいただいているうちにお相手が到着。
日中と同じく、かつての話がメイン・・・と思いきや、先方もライフプランの分岐点にいるらしく、ほとんど現在~未来の話を。
覚えているのはキャリアとプライベートのバランスの話と、賃貸物件の相場が全然違って羨ましい・・・!ってなった話。かといって我々は東京で働いているから今の待遇なのであって、それをなげうって地方移住を選ぶのは得策ではないのも事実、少なくとも今は。
そんなこんなで結局夜中まで話し込み、そのまま解散に。ホテルに戻ったときには温泉も終わっていて部屋でシャワーをあびてさっさと寝る

引き続き久留米にて

朝それなりの時間に起きて、リベンジ温泉。男風呂は混んでいたらしいけど、こちらは親子連れが1組ぐらいで快適だった。初日にして寒さがめちゃくちゃ身にしみていたので、サウナと温泉になるべく長く入って身体をなるべくあたためておいた。
当初の予定では吉野ヶ里遺跡までいっちゃう?とか言っていたのだけど、時間的に厳しそうで見送り(でも、調べていたほぼ直行バスは割とホテルの近くから出ていた模様)。行きはまだいいとして、福岡市内へ戻るルートがあまりスムーズじゃなさそうだったので
ゆっくりめに出発して、朝昼兼用で「大砲ラーメン」へ。開店時間ちょうどぐらいについたのに満席の上に待ち人も並んでいる状況。でも意外とスムーズで15分ぐらいで中へ。
(少なくとも記憶の中では)初めての久留米ラーメン。豚骨が濃い、と脅されていたのだけど、そして実際匂いはかなり濃かったのだけど普通タイプは美味しく食べられた。夫が食べていた元祖?濃いめ?のやつは一口だけ体験。あとはビール飲んで一口餃子食べて大満腹。ずっと満席で、そして店員さんもずっと動き回っているんだけど厨房の動きも無駄がなくて見ていて気持ちがいい。繁盛するお店はオペレーションが機能しているって当たり前のことを改めて実感した。

餃子が一口サイズでラーメンのお伴にはちょうどいいサイズ
昼からビールも飲んで、いつもの休日感

このあと、電車の時間までスーパーを覗いて(旅先のスーパーで地場の物を買うのは夫の趣味)、午後は太宰府へ

まだ旅は序盤なので一旦この辺で。


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