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西田の論壇:「音声アシスタントの今」を考える

知財、IT産業、ネット、放送にまつわる問題や社会現象を分析、考察します。


アメリカのテック業界でレイオフが広がっている。

その中で、Amazonも「Alexa」が不採算だとして、関連事業でレイオフがおこなわれる、と報道された。

また同じようなタイミングで、日本ではLINEが独自の音声アシスタント「Clova」を使った家庭向けスマートスピーカーについて、10月末で販売を終了し、2023年3月30日に稼働を停止する、と発表した。

この話が重なったことで「音声アシスタントはもうダメなのか」という反応がきかれるようになってきた。「実際あまり使っていない」という反応も耳にする。

ただ、報道の解釈には誤解もあり、音声アシスタント自体がなくなるわけではない。

では、現在の音声アシスタントの位置付けはどうなっているのか。改めて少しまとめてみたいと思う。

■AmazonやLINEの音声アシスタントはどうなったのか

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