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SEO専門家・辻正浩さんに聞く「AI検索はネットになにをもたらすのか」(05)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


SEO(サーチエンジン最適化)の専門家である、株式会社 http://so.la 代表の辻正浩さんとの対談は5回目。あと2回続く。

辻さんは「Google検索では、有名なところがより高く評価される傾向になっている」と話す。それはどういうことなのか? 企業がその傾向に対処するにはどうすればいいのか?

最終的な問いである「では、そこにメディアはどう対処すべきか」という話に向けて、論を進めていく。(全6回予定)


■「やっぱりGoogle重視」「大手偏重」の時代

西田:ネットを使う産業の側。ウェブメディアもそうだし、ECサイトもそうですが、結局はそこに対してお客様を集客して、最終的にお金になるコンバージョン率を上げなきゃいけない、という要素があって。

ここに対してどういうふうな手練手管を使うか、というのが辻さんのビジネスなわけじゃないですか。

と考えた時に、今のように検索の仕方も変わっている。個人情報、いわゆるサードパーティクッキーが使いづらくなって、誘導の形もある程度絞られてくる。さらには検索の形もまたちょっと変わってくるし、ユーザーのビヘイビアも違ってきてるという中で、各ウェブサイトに対して、いわゆる確度の高いビジネスをするためのコンサルテーションというのは、何を今やってるのか。

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