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西田の論壇:ヘッドホンはどこに向かうのか

知財、IT産業、ネット、放送にまつわる問題や社会現象を分析、考察していきます。


ヘッドホンが日常のものになって40年以上が経過している。音楽を聴く手段として、スピーカー以上にヘッドホン/イヤホンは広く使われており、筆者も仕事柄、段ボール2箱分持っていたりする。

音を楽しむためのツールではあるが、その意味は2010年代後半から急速に変化し始めている。特に先日発売された「LinkBuds」(ソニー)や「Echo Buds」(Amazon)は、その変化を受けた製品と言える。

・新製品の「LinkBuds」「Echo Buds」を含め、筆者の卓上にあったヘッドホンを集めてみた。左から、Aeropex(Shokz)・WF-1000XM4・LinkBuds(ソニー)・AirPods Pro(アップル)・Echo Buds(Amazon)

ヘッドホンが向かう先は、ITのトレンドそのものだ。

今回は、それがどういうことかを俯瞰してみたい。

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