村上タクタさんに聞く「豪快な趣味」の話(04)
編集者・ライターの村上タクタさんと、趣味を巡る対談は4回目。
人の能力は驚くほど高い。好きなものであれば他の人にはわからないような違いにも気づくようになっていく。そのことには良し悪しも注力していくと、「世人では到達しづらい」世界に入っていくことは珍しくない。そして、そうした人々は我々が思っている以上にたくさん、いろいろな分野に存在する。今回は熱帯魚などの領域を通し、そんな人々の話をしていく。一方で、「濃い人」だけで市場は成立しない。趣味への入門には常に矛盾がつきまとう(全6回予定)
■突き詰めていくと「楽しくなくなる」?!
村上:またオートバイの例になりますけど、勝とうとして、頑張って自分のバイクをぎっちりいじると、すごく速くなるんですけど、ちょっと間を置いて乗ると、「なんだ、この乗りにくいオートバイは!」ってなって(笑)。
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