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西田の論壇:ジェネレーティブAIで「文字起こし」をしてみるとどうなるのか

音声書き起こしはライターにとって夢の技術だ。そのまま原稿にできるわけではないが、インタビュー原稿や取材記事を執筆する上での手間が劇的に減る。

筆者はもうずっと昔から、書き起こし系の技術が出るたびに試行錯誤を繰り返してきた。その様子は、本メルマガ(noteマガジン)でも何度もご紹介している。

そんな中に、ちょっとびっくりするようなサービスが現れた。正確にいえば「使ってみたらびっくりするようなものだった」というのが正しいだろうか。

それはいわゆるジェネレーティブAIサービスである「Easy-Peasy.AI」だ。このうち、AIによる音声書き起こしサービス「AI Transcription」を日本語で使ってみた。

結果として、「非常に使えるが、面白い性質がある」こともわかってきた。現在のジェネレーティブAIとはなんなのかを考える上でも、興味深い事例となっている。

■日本語の文字起こしはまだ「完璧ではない」

本題に入る前に、現在の「いわゆるAIによる日本語書き起こし」がどのような状態にあるか、確認しておこう。

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