毒親の捨て方 -縁を切るか迷った人への手引-

私は家族と絶縁しています

今この記事をお読みになっている方の多くはおそらく誰かしらとの関係を断ち切ろうか迷っているのではないでしょうか?
私もかつてはその一人でしたが、現在両親、きょうだい、祖父母、その他全ての親族と両親と私の共通の知り合いとの縁を切りました。
縁を切って時間が経過し、気持ちと状況の整理ができたので親と縁を切ることでどのようなメリット、デメリットが発生するのかについてフォーカスした記事を書くことにしました。

基本的に近しい血縁者との絶縁を前提にしていますが、DV彼氏(彼女)、自分を雑に扱う友人等様々な人間関係における縁切りの参考になる部分もあるかと思います。

こちらの記事は以下の方を想定読者として設定しています。
・家族と絶縁したいけど踏ん切りがつかない
・親からのプレッシャーが苦しくて逃げ出したい
・絶縁する決意はしたけど着実に達成するために必要なことを知りたい

尚、こちらの記事は全て私の事例を元に作成しており、必ずしも全ての事例において当てはまるものではないです。
本稿を参考に下した決断による結果を保証するものではありません。

絶縁するかどうかの判断基準

「お父さんと過ごすのがものすごくストレス」、「母親の情緒不安定に巻き込まれてうんざりしている」等、家族との人間関係に問題を抱えている人って意外とたくさんいます
その全てが親と縁を切った方がうまくいくとは限りませんが、家族を捨て、地元を捨て、多くのことをリセットすることで幸せになれる人がいることもまた事実です。

ここで私の絶縁に対する立場を表明しておくと、絶縁することはあくまでも手段であり、絶縁する主体(あなた)が幸福になることが目的となります。

絶縁をする決意を既に固めてはいるけれど実行に移していない方は一度考えてみてほしいです。
その決意の目的は絶縁をするという行為自体になってはいないか、幸福になる手段の1つとして他の手段と比較した上で最も高い効果が得られるものになっているかということについてです。

絶縁以外の方法でその人が幸せになれるのであればそれに越したことはありません。
幸せにならないのに色々なものを捨てて、背負うものを増やすのはただのアホです。

本章では私が親を切り捨てる決心をするのに重視した項目を挙げます。
もちろんこれらの項目は全て私の価値観に基づいたものになります。
私が挙げた基準にさほど重要でないものがあるかもしれないですし、私が重視していないことでもあなたにとってはものすごく大切な判断基準があるかもしれないです。

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