後ろ向きだった私がポジティブ思考になれた3つの要素

はじめに

底無しに明るくて、一緒にいるだけで元気をもらえる人、人のことを褒めても絶対に悪口を言わない人、あなたの周りにいませんか?

「あの人はいつも楽しそうだな」
「つらいことがなさそうで羨ましいな」

そう思ったことはありませんか?

こういった人はポジティブなものの見方、考えかたを身につけていることが多く、何か悪いことが起こってもその状況の中から良いことを見つけることができます。
結果として楽しそうに振舞うことができ、つらいことへのダメージを軽減することができるのです。

私も今でこそポジティブに生活していますが、昔はかなりのネガティブ思考の持ち主でした。

しかもひねくれていたので、「別にネガティブでもいい」と思っていました。

この記事では、私がポジティブに生きるために意識した3つの要素をまとめました。
「今はネガティブだけど、ポジティブに生きたい」「物事の悪いところだけが目に付くのをなんとかしたい」という方に向けた内容となっております。
※既にポジティブな方や別にポジティブになりたくないよという方は読む時間が無駄です。ポジティブになりたいと思ったら見にきてくださいね。


1. 肉体を健康にする

「健全な精神は、健全な肉体に宿る」という言葉があるように、精神を良い状態(=ポジティブ思考)にするには、肉体を健康にする必要があります。
つまり、ポジティブ思考を獲得するには、肉体の状態を今より良くする必要があるのです。

例えば夜更かしをしたり、栄養に偏りのある生活をしたり、お酒やタバコを嗜んだりといったことは健康に良くないです。

理想としては、毎日栄養バランスを考えた食事を摂って、しっかり夜は布団で寝て、運動する習慣を身につけることです。

「何回か禁煙しようとしたけどダメだったし、私には無理かも」
「毎日運動とかできる気がしない」

それならそれでいいです。

ここで大切なのは「完璧を目指さない」ということです。

事実、私も今の生活習慣が完璧とは微塵も感じていません。
コンビニ弁当でごはんをすませたり、運動をまったくしなかったりと生活が荒みがちです。

それでも睡眠時間を確保したり、お風呂に毎日入るようにしたり、少しずつではありますが、生活習慣を今より良くしようと思い、1年前の自分より少しマシになったかなと思えます。

不眠症で苦しんでいる人に「ポジティブになるために寝ろ」といったところで寝れるようになるわけでもポジティブ思考になるわけでもありません。
今の自分の生活習慣の中から、これなら改善できるかもしれないというところを見つけて取り掛かればそれでいいのです。

そして少しだけ健康になったら自分を褒めてあげましょう。

完璧な健康状態の人も完璧な生活習慣の人もこの世にはいません。

毎年のようにノーベル文学賞にノミネートされている村上春樹氏のデビュー作でも同様のことが述べられています。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
僕が大学生のころ偶然に知り合ったある作家は僕に向ってそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。完璧な文章なんて存在しない、と。
村上春樹『風の歌を聴け』

お酒が好きなら飲めばいいのです。
毎日お菓子を食べることに幸せを感じるならそれでいいのです。

自分のできるところから始めて、できる範囲を少しずつ増やしてみましょう。

2. ポジティブな人と関わる

ここで一度、冒頭の例に戻ってみましょう。

底無しに明るくて、一緒にいるだけで元気をもらえる人、人のことを褒めても絶対に悪口を言わない人

このような人と関わって嫌な気持ちになる人はどれくらいいるでしょうか?

まあ、いませんよね。

いたとしてもそういう人はたいてい他人にいい影響を与えるどころか悪い影響を与える人なので、そういう人に好かれたところでいいことはありません。

そして、こういうポジティブな人の周りにはポジティブな人が集まる傾向があります。
(類は友を呼ぶというやつでしょうか?)

ここで逆のケースのことを考えてみましょう。

口を開けば誰かの悪口しかでない、現状に対する不平不満をよく口にする、暗くて食事や遊びに誘われることもほとんどない人

こういう人が好かれているところを想像できますか?

もちろん中にはそういう人の中にも多くの人に囲まれているという人もいるかもしれません。
が、基本的にそういう性格で人に恵まれている人はごくわずかですし、そういう人と蜜に関わりを持っている人の多くも同じようなネガティブな性格の人ではないでしょうか。

つまり、ネガティブな人にはネガティブな人が、ポジティブな人にはポジティブな人が集まるのです。

今ネガティブな人で、これからポジティブ思考を身につけたい人にポジティブ思考の人と関わることを私がおすすめする理由はそこにあるのです。

ポジティブな人の周りにはポジティブな人が集まる。(前提1)
自分はポジティブな人と関わる。(前提2)
よって自分はポジティブな人である。(結論)

論理学の話になるが、前提1と前提2が真(正しいこと)であるなら結論は必ず真になるため、ポジティブな人と関わることはポジティブな人間となる第一歩になるといえよう。
(いきなり論理学を持ち出すなやと思う人は朱に交われば赤くなるか〜と思っておきましょう)

一応参考文献は載っけておきますので気になったらみにいってください。
(ちなみに私は論理学については意味不明で泣きながら勉強しています。)

3. ポジティブであろうとする

根っこからネガティブ思考を持つ人間にとって、「ポジティブであろうとする」ということは思った以上に難しいのではないでしょうか。

慣れ親しんだ思考方法を変えるというのは難しく、ちょうど英語を覚えて英語でものごとを考えるような感じでしょうか?
犬をみて「犬だ」と今まで思っていたのを"There is a dog"と自然に思うようになるようなものです。

私は語学に堪能ではありませんが、多くの人は外国語を新たに習得する際に「この言語を習得したい」と強く思うことが重要なのは言うまでもありません。

一部の例外を除き、まっさらな状態で言語を習得するのに、別にできなくてもいいと思っている人がその言語を習得できるものではありません。

ネガティブ思考を脱し、ポジティブ思考を身につけるのは、こうした習得だけではなく、今まで使用してきた考え方を捨てる必要もあるため、さらに難しいことは言うまでもありません。

「ポジティブになるのは自分には無理だ。今までのままでもういいや。」

そう思ってしまったらすぐに今までのネガティブ思考に逆戻りです。

ただの心持ちでしかありませんが、そもそもポジティブ思考もネガティブ思考も思考をする上での癖にすぎないので、案外そうした心持ちが何よりも重要なファクターなのかもしれません。

まとめ

ここではネガティブ思考を捨て去り、ポジティブ思考を身につけるために必要なことを紹介してきました。

・肉体を健康にする
・ポジティブな人と関わる
・ポジティブであろうとする

かなり抽象的な説明になってしまったので、別の記事でもっと細かく噛み砕いたものを作りたいと思います。

これらのことを意識して私は今までより遥かに充実した生活を送れるようになりました。
ぜひぜひみなさんも挑戦してみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?