マイ・ライフ マイ・オーナーシップ [2019年季節のご挨拶]

気が付けば仕事納めの日、今年ももう終わりだ。自分はこの一年何をやっていたのだろうか、せめて最後の日ぐらいは自分の今年一年を振り返ろうと、人けのない早朝のガストに訪れる。

仕事については、昨年度から引き続き、大規模プロジェクトに末席ながら名を連ね、個人的にも貴重な仕事の経験の機会だった。

今のプロジェクトは、次の時代を見据えた新しい取り組みみたいなテーマ、さらに大企業をはじめいろんな組織が合同で行う共同事業、社会的にもインパクト大きそうなもので、実際に新聞やらテレビやらの取材もあって、世間の注目もされているようだ。

一方で、裏を返すと、大きなプロジェクト、社会的にも注目されるプロジェクトとは、政治的な思惑も含めて一末席が自らコントロールできることが著しく少ない。ロジックや合意形成ではない理不尽な意思決定、一筋縄ではいかない関係者の調整、共同事業ならではのオーナーシップ不在… 関係者一同が目の前の応急処置に手がいっぱいでその先のあるべき方向への議論に辿りつかない場面も見受けられた。

自分の道は誰かにゆだねるのではなく自ら切り開く。その私自身の価値観に立ち返ったときに、今の仕事の延長線が自らの目指す方向なのか、きちんと見極める必要がある。この一年を通じて仕事の得られたもの以上に感じたことだ。

そういったこともあり、今年後半からは、それまでおざなりにしていた個人のプロジェクトいくつかを少しずつ再開した。価値観をともにできる人たちとともに、誰かに振り回されるのではない自分たちのプロジェクトを少しずつ育てていきたい。

さらにもう1つ、自分の人生について年々感じるようになったことがある。 人生は仕事のみにあらずだ。

特にこの何年かは目の前の仕事をやりきるだけで精いっぱいと余裕がなかった。その傍らで、将来を見据えて始めたかった情報学の勉強、自宅に眠っているArduinoとRaspberry Pi使った工作、もう何年も前から始めると言っていたロングトレイルやキャンプ。全然手がついていない。

来年こそは、自分で自分のキャリア、そして人生をコントロールできるようにしよう。

以上、年末恒例のこの曲で、季節のご挨拶しめようとおもいます。
皆様も2020年が良い1年でありますように。


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