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半径1mのお金と経済の話

お金や経済の話はとっつきにくく難しいですよね。ここでは、身近な話から広げて、お金や経済、社会の仕組みなどについて書いていこうと思います。 週一回、金曜(土曜かも)に更新します。 …
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記事一覧

それってキレイごと?「人間関係という資産が一番重要だ」

「人間関係という資産が一番重要だと思って生きている」 アベマプライム火曜日(7月9日)での…

田内学
1日前
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財務省の宇宙人が残した処方箋

財務省には「宇宙人」と呼ばれる人がいる。 disっているわけではない。頭が良すぎて、何を考え…

田内学
7日前
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「政党色」の薄い都知事選に思うこと

東京では都知事選が盛り上がりを見せている。 都知事選ポスター用掲示板がNHK党にジャックさ…

田内学
2週間前
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さよなら福沢さん。新紙幣導入で変わること

「FLASHです。田内さんですよね?取材させてもらっていいですか」 思わず身構える。 FLASHと…

田内学
3週間前
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エヌビディア埋蔵金伝説と金融業界の闇

$3,462,462,615,697 日本円にして約540兆円。先週18日、半導体大手エヌビディアの時価総額が…

田内学
4週間前
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「売れている本が売れる」書籍販売のウラ話

数字の奴隷 「数字に振り回されてはいけない。自分のモノサシを持つべし」 これは、講演など…

田内学
1か月前
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4倍速の少子化が20年後のインフレを加速させる

###この投稿は、筆者が東洋経済オンラインに投稿した記事を一部変更して転載しております### 4倍速にギアチェンジした少子化 少子化が加速している。 厚生労働省が5月24日に公表した人口動態統計によると、2024年1~3月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、前年同期比で6.4%も減少した。 昨年2023年の年間出生数は、75万8631人と統計開始以来最低であったが、今年はさらに下回るだろう。 少子化傾向が続いて久しいが、出生数が150万人を超えていた1983年から、

「引き寄せの法則」について考えてみた

先日、「引き寄せの法則」を実感したことがあった。 BSテレ東の番組「あの本、読みました?」…

田内学
1か月前
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「将来の不安を埋めたい」その教育が失敗する

日曜日の朝、車のハンドルを握った僕は、湘南を目指していた。カーステレオから聞こえるJ-WAVE…

田内学
1か月前
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老後資金4000万円?首相に勧めたい本2選

先日X(旧ツイッター)をみていたら、“老後資金4000万円”というワードがトレンドに上がってい…

田内学
2か月前
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「息子を世界一の金持ちにする」実験から考えたこと

呪いの言葉 ”息子が3歳のときから毎晩、呪いの言葉をかけているんです” と彼は嬉しそうに話…

田内学
2か月前
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「きみのお金は誰のため」ボスの正体

灘高の宇宙人 先週1ドル160円を超えて、止まらない円安に世の中がざわついていたが、今週、…

田内学
2か月前
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止まらない円安、政府の借金よりもヤバいこと

円安が止まらない。4月27日の外国為替市場で、円は34年ぶりの安値、1ドル158円台を突破した。…

田内学
2か月前
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怒り心頭!!将来日本のシミュレーション

本日は、将来の日本のシミュレーションについて。 成長実現シナリオが手放しで喜べない理由 年金運用の今後のシミュレーションが、5年ぶりに行われるそうだ。 どんな将来が待っているかわからないから、厚生労働省は4つのシナリオを想定している。 一番うまくいく”成長実現”シナリオでは年率5.4%で運用できるというが、まず期待できないだろう。過去22年の平均が3.6%程度。これから人口減の未来が待っていることを考えるとこれまでの水準を維持することすら難しそうだ。 そして、仮に奇跡が