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ZOOM M4 MicTrakの使い方《音楽編》

私はバンドをやっていましてSAXやEWIというウインドシンセを担当しています。
バンドをやっているとライブや練習の様子を動画に残したくなりますよね。
ということで私はいつも360度カメラやアクションカメラを使ってライブや練習の映像を撮影しています。
しかしいつも音声の収録で悩まされます。音がこもったり、音割れがあったりとカメラの内蔵マイクの限界を思い知らされています。

そこでM4を使ってライブや練習の音声を収録することにしました。
結果いい音で収録できて大満足でした。

このようにライブ演奏や練習の様子など音楽を楽しむ中でとても大活躍のM4ですが、ここからはライブ演奏や練習の様子以外にも弾き語りやDTM、レコーディングなどなどオススメの使い方を紹介していきます。


ライブの録音

まずはライブ演奏を収録する方法について紹介します。
これまでライブハウスやカフェ、公園など色んなところでライブをやってきました。
ではいつもどのようにして録音しているかというと、ステージに向かって一番後ろの人より少し高い位置から真ん中に向かって設置しています。
高さは三脚やマイクスタンドを使ってカバーしています。

一番邪魔にならずに収録できる場所でモニタースピーカーからの音を拾いやすい位置が理想だと思っています。
理想の位置に設置できない場合はステージ上の真ん中最前方にマイクをステージに向けて設置しています。

カメラは違う場所に設置しますのでLINE OUTからカメラに入力はせずに個別に収録しています。
ですのであとで映像と合わせる作業が必要になります。

私は動画の編集にダヴィンチリゾルブを使っていますので簡単に音声と動画の合わせ方を紹介します。

まずそれぞれ動画と音声のファイルを読み込みタイムラインに配置しますそして二つを同時に選択してクリップの自動配置から波形を使用を選択して合わせます。
以上で簡単に音声と動画が合ってくれます。簡単ですね。

このように、その場の音をより良く録音できる最適な設置場所を毎回探しながら設置しています。

あまり広い所でライブをやった事がないので広いところでの録音方法についてはよくわかりませんが、あまりに広いところだとPAさんから外向けのモニターをラインでもらって録音するなど出来そうですね。

《弾き語り》

ギターやピアノといった1人で伴奏しながら歌を歌うといった弾き語りの録音にもこのM4は活躍してくれます。

【アコースティックギターの場合】
1番手っ取り早く簡単な方法は頭の斜め上から口元とギターを同時に狙って内蔵マイクだけで収録する方法です。
気軽に始められますね。

もう少し凝った録音をする場合ギター用にダイナミックマイクを1本用意して内蔵マイクと合わせて収録する方法もあります。
こちらはそれぞれの音をしっかりと録音できて後でミックスも出来るので完成度も高くなりますね。
内蔵マイクはしっかりと口元を狙ってギターは基本的にはトーンホールを狙いましょう。
ギターのマイクも1番最適な位置を探しながら色々試してみるといいでしょう。

さらに凝った方法だとボーカル用にコンデンサーマイク 、ギター用にダイナミックマイクとそれぞれに専用のマイクを用意して収録する方法があります。
コンデンサーマイク を使う時はマイク雷マークに設定しましょう。

ボーカル用のマイクにはポップガードを付けるといいでしょう。
あとは先ほどの内蔵マイクとギター用のダイナミックマイクの時と同じようにセッティングをして録音します。

収録が終わったらPCに取り込んでノイズの除去をしたりイコライザーで音を調節したりといった加工もできます。

また、アコースティックギターに繋げるマルチエフェクターもありますのでそちらを挟んでギターの音色に変化をつけてもおもしろいかもしれませんね。

ボーカル用のエフェクターもあります。

《作曲》

作曲をする時に手軽に活用できる方法を紹介します。

まずは思いついたメロディーを鼻歌などで歌って録音する方法。
これはスマホなどでも代用できますね。

ピアノやギターを弾きながら鼻歌などでスケッチを録音する方法。
ギターやシンセサイザーなどLINE OUTしたものも接続出来るので創作に幅が出てきますね。


USB-CでPCと繋いでマイクとしてDAWでレコーディングもできます。外部入力も使えるので楽器やマイクも色々使えます。
カメラアダプターを使えばiPhoneにも接続可能です。Cubasisは32bit floatに対応しているので高品質レコーディングがiPhoneでできます。

《スタジオ練習》

スタジオなどで練習する際に記録として録音する方法を紹介します。

まずは手軽に内蔵マイクだけで録音する方法です。
これもまた1番いい場所を探して設置することになります。
三脚やマイクスタンドに装着して設置すると操作もしやすくオススメです。

マイクやミキサーなど機材が揃うならミキサーからLINE OUTをステレオでM4に入力すれば本格的なレコーディングが可能です。

《サンプリング》

私の音を録るという趣味の中で1番長くそして沢山の音を録音してきたのがサンプリングです。
色んなマイクを使って色んな音を採取するのがサンプリングでさらにサンプラーやDAWを使って加工したりして遊んでいます。

M4は気軽にいつでもサンプリングできてその場でスピーカーで確認もできるので採取する音の数が増えます。
さらに色んなマイクを接続できるのでとにかく色んな音を採取できますね。

ではどのようなマイクを使って録音しているのか紹介していきます。

◯ZOOM M4 MicTrak
まずはM4の内蔵マイク、これはかなり優秀なマイクですのでこれだけで色んな音が撮れます。

◯オーディオテクニカAT2050
指向性をスイッチで変更可能なボーカルレコーディングやポッドキャスト収録に最適なコンデンサーマイクです。

◯オーディオテクニカAT875R
狙った音をしっかりと録音できるショットガンマイク、主に映像作品を制作するときに使用されるようです。
海外で大人気になって日本でも販売されるようになったそうです。
コンパクトで扱いやすいオススメのマイクです。

◯オーディオテクニカAT2040
超単一指向性のダイナミックマイクということでノイズを抑えて録音できます。
ポップフィルターやショックマウントも内蔵していますのでさらにいろんなノイズに対応できます。

◯beyerdynamic TGI51
楽器用に開発されたオールマイティなダイナミックマイクです。
管楽器や打楽器など色んな楽器を録音するために設計されています。
録音した音は加工しやすく使いやすい一押しのマイクです。

◯COMICA CVM-V02C
XLR端子のピンマイクです。クリップがついているので色んなものに取り付けて録音できます。

◯COMICA CVM-VS07
スマホやカメラ用のコンパクトなプラグインマイクです。
M4のLINE IN端子はプラグインパワー対応ですのでそのまま使えます。
小さいながらも角度を変えられるのでとても気に入っています。

◯RocksoNチューナーマイク
楽器のチューナー用のコンタクトマイクです。
クリップで挟んで集音するのでアイデア次第で面白い使い方が出来ます。

◯RODE M5MP
2本の特性を揃えたコンデンサーペアマイクです。
M4の内蔵マイク同様2本でステレオ収録が可能です。
主に環境音を録る時に使います。

◯ZOOM SGV-6
ZOOMのボーカルエフェクター専用のコンデンサーマイク です。
持ちやすいのでついつい持ち歩いてしまいます。
動物の声など良く録れます。

◯SHURE PG48
よくあるダイナミックマイクです。とにかく頑丈で長く活躍しています。

◆サンプラー

各メーカーからいろんなサンプラーが発売されていますが、私はRolandの SP-404 MK2を使用しています。

サンプリングもしやすく、M4で録った音も簡単に取り込めます。

M4で録音した音をPCに取り込んで加工などをしてSP-404 MK2の各パッドに読み込んで演奏したり録った音をそのままSP-404 MK2に読み込ませてSP-404 MK2で加工したりもしています。
演奏をさらにM4で録音もできます。

◆接続例

このように色んな機材を接続して楽しめるM4ですが、我が家で可能な接続例を少し紹介します。

◯ミキサーと接続

ZOOM L-12


◯ウインドシンセと接続

AKAI EWI5000 ROLAND MC-101


◯ウクレレ(エフェクター)と接続

ZOOM A1 Four


◯マイクとエフェクターに接続

AT2050 ZOOM A1 Four


◯ショットガンマイクと接続

AT875R


◯サンプラーと接続

SP-404 MK2


◯電子楽器と接続

KORG WAVEDRUM

他にも上記で紹介したような色んなマイクと接続したり、ギターやベース、キーボードなどいろんな楽器の録音も可能です。

◆最後に

このようにM4はいろんな楽器の収録や演奏の録音が可能です。
この小さなレコーダーだけでハイレゾ録音ができるなんて夢のようです!
音楽だけでもこれだけ色んな録音ができますが、他にもフィールドレコーディングや動画配信など、まだまだいろいろと使い道はあります。
それはまた別の記事にて紹介できたらと思います。

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