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白い町でのことの次第〜ポルトガルへもう一度行きたいか

ヴィム・ヴェンダース監督『ことの次第』(1982).アラン・タネール監督『白い町で』(1983)を観て、湿潤と乾燥の度合にしびれた

まだ二十代前半であったので感動のアンテナはメッキ貼りであってもピカピカだったが、あいにく行動力に乏しく、居ても立っても居られない、今日すぐにでもポルトガルへとはならなかった

ハワイでの二人挙式が全盛の頃、新婚旅行はポルトガルへ行こうと話したら、もう妻だったかそうでなかったかとにかく相手が身を乗り出したのはうれしい誤算であった

そしてポルトガルへ二週間行った、とても楽しかった、子どもの修学旅行の作文になるから省く、もう一度行きたいと思いつつ、忙しい、子どもが生まれる、それどころではない、植民地のマカオで辛抱しようなどと言ってるうちに三十年が過ぎた

残りの人生を考えるともはやロスタイム、緑のワインを呑みながらポルトガルへのお礼参りを真面目に考えだした矢先、ある食堂を知った、なぜこれまで知らなかったのかと悔やんでいる

この日は聖アントニオ祭り〜いわし祭り、タラやタコとともに、日ポ、ポ日の数奇なつながりを実感した



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