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地面師たち〜農耕文化という揺籠と墓場

農耕こそ人類最高の発明であり、いつかどこかの誰かが百姓など始めなければ、カネや土地に苦しめられることはなく、闘争も戦争も人口爆発もなかったかもしれないといった意味も含めて、五反田のあの元旅館を目撃しておいてよかったとつくづく思う

セキスイハウスの人には悪いが、旭化成との明暗も興味深い

いま現実に、遺産相続、事業継承、土地活用といった問題に悩まされており、もっとカネがあれはとりあえずカタがつく、カネがあればあったで失うものも増える、先祖代々の土地は売りたくでもたやすく売れない、とかく世間は住みにくい、かくして空き家だらけとなる構造がようやく理解できた

未来永劫公地公民制が続くのであれば、個人の力では如何ともしがたく、国家と資本と地面師のイタチごっこもまた果てしなく続くのだろう


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