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股関節がかたくなる理由と簡単にストレッチ


股関節はなぜかたくなるのか


歩いていると腰やひざが痛くなったり、胡坐をかいてみたらひざが床につかなくなりしていませんか?
それはもしかしたら股関節がかたくなったことが原因である可能性があります。
今回は、股関節がかたくなる原因とストレッチの方法について解説していきます。

姿勢が悪い

仕事をする際に、長時間背もたれにもたれて座っていませんか?長時間背もたれにもたれて座ると、背骨本来のカーブが乱れて骨盤が歪むことで股関節の動きが制限されます。
日頃の姿勢が悪かったり、同じ姿勢でいることが多かったりすると股関節に関与する筋肉が緊張して股関節の可動域が狭くなってしまいます。
日ごろから背もたれを使わないように意識すると同時に、長時間同じ姿勢にならないよう努力が必要です。

歩き方や走り方が悪い

重い荷物を持つことが多い人は、荷物と反対側に体を傾ける癖を覚えてしまいます。
その癖で重い荷物を持ってない時でも、背骨や骨盤が傾くため股関節の動きに影響が出ます。
健康のためにランニングやウォーキングを行っている人は、普段の姿勢がよくないとその状態のまま、走ったり歩いたりすることでいつも体重が乗っているところに乗せたままにしていることが多いでしょう。その姿勢のまま運動することもまた、背骨や骨盤が傾き、股関節の動きに影響を与えてしまいます。
バランスを意識しましょう。

運動不足

普段から買い物や通勤時にエレベーターやエスカレーターを使う人も多いでしょう。
エレベーターやエスカレーターを使用することの多い日常では股関節を深く曲げたり広げたりすることが少なく、狭い範囲しか股関節が動きません。
狭い範囲しか股関節を動かさないため、筋肉がかたくなり股関節もかたくなります。
なるべく階段を使うように意識してみましょう。

ストレッチすることのメリット


けがの予防

脚の筋肉がかたいということは、筋肉の伸縮性が低いため、捻挫や肉離れが起きやすい状態ということです。
また、筋肉の動きが制限されてしまうと腰やひざでカバーしようとしてしまうため負担がかかり、腰やひざにも負担がかかり腰痛やひざの痛みにも影響します。
可動域が広がることで大きな動きにも対応できるし、骨盤周りの筋肉が股関節を支えられるようになります。

足のむくみ予防

股関節には「鼠経リンパ節」というリンパが集中している場所があります。
鼠経リンパ節は老廃物がたまりやすい箇所です。
股関節のストレッチをすることで老廃物が流れるため、むくみを予防できます。

姿勢がよくなる

股関節がやわらかくなると骨盤の位置を正常に保ちやすいので、姿勢がよくなる可能性があります。
姿勢がよくなるかについては、骨盤の位置だけではなく肩甲骨や背骨なども関係してくるので、股関節がやわらかくなれば必ずよくなるとは言えません。
何が原因で姿勢がよくないのか調べておきましょう。

冷え性の予防

股関節は、さまざまな筋肉や腱に囲まれています。
また、下半身にとって重要な「大腿動脈」という大きい血管も通っているため、股関節を動かすことで大腿動脈を含めたたくさんの部位が刺激されることで体を温める効果が期待できます。
また、足の末端まで血液が通うようになるため足の指の冷えも解消できるでしょう。

ストレッチする際の注意点


無理しない

股関節のストレッチは、痛みを感じることなくリラックスできる範囲で行いましょう。
経験した方も多いかと思いますが、股関節の柔軟性は1度で手に入れることはできません。焦らず毎日継続して、少しずつ可動域を広げていくことが重要です。
無理に可動域を広げると、けがの原因になりかねません。
股関節の可動域を少しずつ広げていくことで、けがをせず柔軟性を得られます。

正しいフォームを意識する

フォームを意識してストレッチを行います。
正しくないフォームで行うと、必要な部分が伸びない可能性があります。
正しいフォームでストレッチを行うことで、かたまった筋肉を伸ばす際にけがをするリスクを減らしましょう。

呼吸も大事

ヨガなどで身体を伸ばしたことがある人はわかると思いますが、呼吸も大切です。
呼吸を意識しながらストレッチを行うことで、交感神経と副交感神経がスムーズに切り替えられ、筋肉が伸びやすい状態になります。

自宅でできるストレッチ3選


ここでは、骨盤の位置を正しい位置に戻すことで、股関節の可動域を広げる効果のあるストレッチをご紹介します。

座ったままできるストレッチ

1.姿勢を正して、足裏を合わせて座る
2.息を吐きながら、骨盤を動かすように後ろに傾く
3.1の姿勢に戻る

寝ながらできるストレッチ

1.仰向けに寝転がり、両膝を立てる
2.右ひざに左のかかとをひっつける
3.顔を左に向けながら、右ひざを内側に倒していく
※呼吸を意識する
4.ゆっくりと元の姿勢に戻す
5.左ひざも同様に行う
6.左右交互にゆっくりと行う

立ったままできるストレッチ

1.足を肩幅に開いて立つ
2.お腹を伸ばすように、体をゆっくり後ろに逸らす
3.10秒ほどかけて反らしたら、元の姿勢に戻す


まとめ


いかがでしたか?
テレビを見ながらや寝る前の数分でできるストレッチをご紹介しました。
継続して行うことを目的としているので、自分では効果が実感できない場合もあるかと思います。だからといっていきなり難しいストレッチをして、続かなければ意味はありません。
まずは簡単なものからチャレンジし、慣れてきたら上級者向けのストレッチを探すのはいかがでしょうか。
股関節を柔らかくして、怪我のしにくい身体を目指しましょう。


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