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スケジュールの埋め過ぎに注意!

自分に合った手帳が見つかるりスケジューリングが楽しくなってくると、一つ心配している点があります。それは、スケジュリーングが楽しいあまりスケジュールを埋め過ぎ、埋め過ぎたスケジュールをこなすことが目的になってしまうことです。スケジューリングは何気なくやっていますが、よく考えると、これから先の自分自身の未来を考える、とてもエキサイティングなことです。自分自身のスケジューリングはとても他人任せに、ましてやスマホ任せになどできません。

スケジュールには、自分自身のことや家族のことなど「自分で決めるスケジュール」と会社や学校、所属している団体や地域など「他者が決めるスケジュール」があります。スケジューリングは、この2つのスケジュールを1つのカレンダーでごちゃ混ぜにして、自分はどうするかを一つ一つ、自分の信念と志、ビジョンとポリシー、それぞれのシーンで自分の置かれている立場、自分がそのスケジュールを優先することで後で起こる状況の予測など様々なフィルターを通し、自分の頭脳を駆使して、自分でしか意思決定することのできない、とても複雑で難しく、奇想天外な、他人には分からないエキサイティングなことです。

一度スケジューリングを始めると、いろんな人や場所が次々と思い浮かび、それが面白いようににつながっていくことがあります。誰かを驚かせたり、喜ばせたり、楽しませたり、次から次へ面白いことを考えるようになります。そして手帳には、神業とも思えるような分刻みのケジューリングが出来上がります。

さあ、その日が来ました。するとどうでしょう、本当は人と会ってゆっくり話すはずが、次のスケジュールのことが気になり、時間ばかり気にしてしてどこか心そこにあらず状態です。ついには「じゃ、次のスケジュールがあるので」とすぐ別れることに。ゆっくり旅行を満喫するはずが、詰め込み過ぎたスケジュールの時間に追われ折角の旅行が台無しになります。神業のスケジュールは時間のことばかりが気になり、自分の心の中に全く余白がありません。これでは、会った人も面白くないでしょう。旅行も楽しむことができません。それでも本人は、スケジュールが時間通り進んでいることに満足しています。自分の組んだスケジュールに酔ってしまい、スケジュールをこなすことに達成感を得ています。自分のことより、時間の方を優先してしまいます。スケジュールが満足しているという、本末転倒な話です。これは、人生を豊に生きるとはいえないと思います。スケジュールの埋め込み過ぎにはご注意ください。

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