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一度書いたスケジュールは消さなくてOK

手帳の前方のページにある複数ヶ月が一覧で見渡せるカレンダーは、1日に書き込めるスペースは小さいけれど、個人の予定も、仕事の予定も、家族の予定も、地域の予定も、自分がかかわる予定を、全てごちゃ混ぜで書き込み、意思決定をするために使います。気になっていることや、手帳をみながら思いついたこと、閃いたことは、何でも手帳に書いて、自分の頭から忘れます。書いて忘れるのです。手帳に書いたことならば、忘れていたことも、手帳を見れば思い出すことができます。そうやって自分の頭脳を空けておくために手帳はあります。手帳を自分の頭の中の外付け脳として使えるようになると、人生はますます豊かになるでしょう。

何のスケジュールかが一目でわかるように、ペンの色を変えたり、蛍光ペンやラインマーカー、付箋やシールを活用したり、自分オリジナルの工夫をしながら手帳にスケジュールを書き込むのも楽しいと思います。

カレンダーを見てスケジュールが重なっているところは、どのスケジュールを優先するかの意思決定が必要です。意思決定をしたら、スケジュールが前後にずれたり、スケジュールを消すことがあるかもしれません。そう考えるとスケジュールを書くときは、消しゴムで消せるシャープペンで書いておいた方がいいとか、いろんな色が使える消せるボールペンの方がいいとか思ったりします。一度書いたスケジュールを消して書き直すと手帳が汚れてしまいますが、それもスマホにはない手帳のいいところだと思います。手帳に書かれたスケジュールやメモ、消した文字も全てそのまま自分の人生のログです。ログというのは、船の航海日誌のことです。書き直しの痕跡もあっていいのです。

手帳にはページごとに予め罫線が引かれ日付などが書かれています。日付の書かれていないページを製本したものはノートに分類されます。手帳にはそれぞれの手帳が持つフォーマットがありますが、どこに何を書くのかは、手帳の持ち主の自由です。そこが手帳のいいところではないでしょうか。

日付と曜日があれば、そこに売上(数字)を書いてもよろしいです。手帳が売上帳にもなります。ダイエット中なら、体重や摂取カロリーを書いてもよろしいです。最近の腕時計型のウエアラブル端末が測定する、歩数や血圧を記録するのもよろしいです。食卓の献立やお弁当の記録を書いてもよろしいです。自分の手帳は、どこに何を書いても自由です。そして、使い終わった手帳は、そのまま自分の人生の航海日誌になります。そこには一度書いて消そうとしたスケジュールも残っています。

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