肩こり30%減! 2012-10-06

2か月ほど前、いつものように鍼灸に行き施術してもらっていると先生が言った。「いつもより柔らかいんじゃない?」

そんなこと言われるの、7年通ってて初めてだった。



そういえば最近、肩周りがこって首や腕を回してみたりというストレッチをしようと思うことがないなぁとは感じてたんだけど。

なので、前といったいどんなふうに違うのか?としつこく聞いてみたところ

「そうねぇ、コリが厚くて固い鉄板のようだとすると、30%くらい板が柔らかくなった感じ。何層も積み重なったものだと考えると、3枚くらいはがれた感じ。」



月一で通っている鍼灸では、いつもぐりぐりされながら

「ここのコリがすごいわよ~。また楽器弾いたでしょう?」

「そういえばおとといライヴでした。。。あいたたたっ」

といったやりとりを毎回のようにしていたのだ。



もうこれは、長年の積み重なったコリだから、月一で来るくらいでは普段のコリを取るのでせいいっぱい。だから極力ベースの練習はサボるように、いつも左側にばっかり構えているからその片寄った姿勢がよくない!

右に構えることはできないのか?とか無茶言われてたんだよね。



たいして練習していないのにこれ以上どうやってサボるのよ?ってくらいだったから、弾く時間は短いにもかかわらず、よっぽど体に負担をかける弾き方をしていたのであろう。



この肩こりから解放されるにはベースを止めるしかないのか、と思ったものである。

でも趣味をやめて健康になっても、ただ生きているだけになっちゃうじゃんね。そんなのつまんないし人間でなくなってしまう。

それが自他ともに認める30%減ですよ!

もう嬉しくなってしまった。



そういえばアレクサンダーテクニークを始めたのは、どうしても肩こりが直したい!と思ってのことだった。

鍼灸に月一で通っていたのが、寝違えたり、無理して肩を痛めたり、で、月一以外にも緊急駆け込みをする機会が増えてきてしまったのだ。



今の歳でこんなだったら、10年先、20年先はどうなっちゃうんだろう。

鍼灸に毎週行かないと普段の生活が維持できないことになるのは確実だと思った。

そんなお金もないし。趣味も制限することになるだろう。

いや、ベースを弾くのをやめないとしても、良くないから控えろ控えろと言われ続け、楽しいけど体には悪いんだよね、と思いながら。。。なんかそれっておかしい。。。



何とかしなきゃ、と必死でネットを調べ、まあ出会いがあって今に至るわけだが。





さて、何が変わったのであろう?

一番思うのはたぶん、自分の体にすごく目を向けるようになった。自分の体のことを考える時間が増えた。

今までが無頓着すぎたのだとも思うけれど。



そして、自分の人間としての機能に沿った体の使い方を少し覚えたのだと思う。

それは、知識と体験の積み重ねと言えるかなぁ。



その結果パソコンをやる姿勢が変わった。

最近気が付いたのだが、以前より仕事場のノートPCの位置を自分より離れたところに置いてタイピングするようになっていた。

自分でも、こんなに離すのか?と思うのだがその方が楽だと体が教えてくれる。



そしてベースの弾き方も、かなり無駄な力がぬけたと実感する。

それを実感したのは、リハでいきなりテンポ300近くでの4ビートをリクエストされたとき。



そういう早い曲の場合、私は教えを守って右手人差し指で毎拍ストロークする1フィンガー方式を取っているのだが、そのとき「ヤバイ練習してない。弾けないかも!」と思いつつ、しかし1コーラス弾いた時点での疲れを今までのものと比べてみたら、一番疲れが少なかったのだ。

あー、最小限ができた!と思った。ま、1曲を通して維持できたわけじゃないんだけどね。



この二つは大きい変化で、他にも小さい変化がいろいろとあるのですが。運転とかね、電車での座ったり立ったりとかね。朝の目覚めのよさとかもろもろ。。。



ま、弾くことに関しては、その速い曲を1曲、だいたい6コーラスくらいかな、ずーっとたいして疲れずに最後まで弾けるようになれたらいいなー。



そして肩こりも、昔の半分、とかになったらうれしいなぁ。

いや、なれるような気がする。

まだまだ始まったばっかりで、探究の余地はたーんとあるんだからね。

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