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スノホミッシュ合宿レポート#003〜2017-07-08

スノホミッシュでのキャシー合宿は、今年で5回目になるのだけれど、こういった、集中した学びのよさは今までも感じていたし、何か一つの世界に入っての学びといった印象もありました

でも今回は本当にその、アクティビティやみんなでのゲームなど、そういうものがすべて関係しあっている、そんなおお〜〜きな流れを、いままでになく感じました

そして実は今回、わたしはなんだか、前半はどこかジリジリとした気持ちが少しあって

というのは、ここ1年半ほどシータヒーリングを集中的に学んでいたりで、アレクサンダーテクニークをメインにしていないという、ちょっとした残念さを感じていたり

海外旅行もこの半年の間に3回目だったりと、少々イベント疲れのようなものもあったみたいで、特にコレを探求したい!という強いものがないままで参加していたのです

でも、いつものように合宿の最初に、キャシーさんから、各自どんなことに興味を持っているかと、聞かれ「教えること」というのを迷いつつも伝えました

実際、教えるところを見てほしいと言えたのは4日目

それでもそれまでにも「教えることに興味のある人がいるので」との前置きありで、教えることについての情報を散りばめてくれてはいました

そのやっとこぎつけた4日目の、教えるところを見てもらうというアクティビティで、私の生徒さん役の方は、長時間パソコンをやっていると、疲れてくるというテーマを持ってきてくれました

なので実際に、疲れた時になにをするかをやってもらうと、すでにアイデアを持ち、そしてその動作はうまくできていて、さらに提案できそうなのは、ずっと座っている状態を変える、つまり、席を立ったりして動くということでした。

たとえばアイデアとしてはコーヒーを飲みに行く、いったん立ち上がる、などです
しかしそれを伝えながら疑問が湧いてきました

今私が提案しているのは、ただの誰でも思いつく気分転換の方法じゃん?
でも、その疲れたという自分の声に、耳を丁寧に傾けるということを提案したい、そしてそれをどうアレクサンダーテクニークのレッスンとするか。。。。

と、そこでキャシーさんが言いました
「そこでどうアレクサンダーテクニークを使うことを提案する?」

いつもの自分のレッスンでは、ここをクリアにしていないせいで、結果はいいけれど、はて?私が今したのはATのレッスンだったかしら?

と、終わった後考えてしまうことがよくあったのですが、その引っ掛かりがそう聞かれたおかげで取れたのでした。

ずっとパソコンをしていて、自分の体から、そろそろ疲れたというメッセージがやってくる
それを受けて、そのまま続けるか、立ち上がるか、休みを取るか、コーヒーを取りに行くか、そういった選択をする時に、アレクサンダーテクニークを使う、こんなふうに。

”自分自身が協調して動くことをお願いする”そうすることで、自分に適した選択肢を選ぶことができる

パソコンを使うということに対し、よりよい自分のパフォーマンスを望むからこその選択です

「そうか、ここにそんなふうに使うんだった」と

本当に普段の日々のなにげない動作にATを使うということの、その意味の大きさとその先に繋がるもの、それに今更ながら気づかされたというか合点がいった、そんな感じがしました

「選ぶ」というだれでも普通にやれていること

それに”自分自身が協調して動くことをお願いする”ことをしながらやるという、そうすると何が起こるのか?
それは、実はやってみないとわかりません。

結果は百人百色。

選ぶ、なんていう、今でも普通にできていると思っているものを、そういうやり方でやることに、特に魅力を見出せないかもしれません
でも、こういったことを積み重ねて起こる変化は確実にあります

自分すべてが本当に望んでいること、それを無視することが難しくなってくるのです

その理由は、自分のどこかのレベルで本来の望みを無視している場合、人は”自分自身が協調して動く”ということができなくなる、というアレクサンダーさんの発見したATの原理、その機能を誰でも標準装備で持っているから

つまりそうやって、意識的に自分の行動を選び続けることで、常に現在よりもよりよく生き、自分に寄り添い続けることができる

そのための小さな小さな一歩が、”自分自身が協調して動くことをお願いする”から、始まるのですね♪

さて、このレッスンで、前半のモヤモヤはどこかへ消えました

そして、もう一度教えることを見てもらおうかどうしようかと悩みながら、結果的にはやらず、急に思いついた、しかし本当に今、やる必要があったアクティビティをやることになっていきました♪

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