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正解を求めない自分になっていく


いつからだったろうか?
間違っちゃいけないと自分を縛りつけていたのは。

誰の正解を求めていたんだろう。
正確に、正しくなくては、といつも考えていた。

だけど、その正しさの中に愛はある?相手に押し付けていない?
言葉の企画第2回で、これを前向きに気付けることが出来てよかった。

7.11(土)第2回の言葉の企画は「TVの企画」。
テレビ朝日の芦田太郎さんが講師。番組の企画を考えるという課題。

芦田さんの仕事への向き合い方、TVへの想い、私たちの企画書へのフィードバックから、

自分は熱と愛をもった上でどれだけ相手への思いやりがあるのか?
自分の意志がどれだけ強くあるのか?その意志を押しつけていないか?

と気付かせていただいた。


伝わりました総選挙で「自分のものさし」を磨く

言葉の企画では課題提出後、
他の企画生・聴講生の企画を全員分見て、5つだけを選ぶ「伝わりました総選挙」があります。

みなさんの個性がはっきりしていて自分にはない発想がたくさんあって、
すごいよりも“見ていくのが辛い”と最初は思っていた。

でも、なんで“見ていくのが辛い”って思ってしまうのかって考えてみると。
また選ばれないかもしれないって不安やこんなこと私も出来たら...って
企画に対してまっすぐ受け止めることができていなかった。

頭の中は自分の企画との比較でいっぱい、いっぱい。
また、出来なかった、間違っちゃった、と思った。
ん、、、?何に間違ったって?
もったいないな、悔しさは成長の源だって自分で言ったのに。

もう一度、阿部さんからのメールを見返した。

講師の人が立場もあって、
その場の正解を示すし、
それを貪欲に吸収していくのだけど、
そこばかりに頼っていると、
「これが正解ですか?」と講師に聞きたくなってしまう。
それでは自分の「ものさし」が育っていかないなと。
正解を誰かに求めてしまうようになるなと。


皆さんの企画を見ながら、無意識に自分の企画と比べながらどれが正解なんだろうって探してしまっていたことにはっとした。もちろん、自分の過不足を知るには必要なことだけど。
ただ、自分のことを一旦置いておかないとまっすぐ相手のことを受け取れない。

自分との比較よりも、
何が良くて、何が良くないのか、自分で語れるようになっていきたい。

それが、「私のつくっていきたい企画」を分かっていくなんだろうなと。

もちろん、そこには他者目線を忘れずに。


これ本当に面白いの?!という熱を持ちながら

講議内で、芦田さんの企画書を見せていただいた。

自分が面白そうと思っている企画をただ書くだけではなくて、
今社会が話題にしていることは何か?という相手が興味をもつ工夫をいれていて。

企画を通すぞ!!!という想いがありながら、これ面白いだろ?って押しつけないことこそ強さだと思った。

自分の普段の仕事を思い返してみて。
自分のこだわりがある時ほど熱くなってしまって、
正確に分かってもらいたいとただ長文で書いてしまったり長々と話してしまったり。
でも、正しく伝えることだけで納得してもらえるのだろうか。

ちがう、相手に伝わって欲しいことこそ、
相手にとって分かりやすいか興味をもってもらう気遣いをつくれているか、だ。

引継ぎを書く時、朝礼をする時、相談をする時、
相手に伝わってほしい大事なことこそ、相手が興味をもってくれるポイントは何か?
相手への愛をもって考えながら話していこう。

そのためには、
相手のことを知っていく、観察して話を聞いて寄り添っていく。


それは企画じゃない


「トーク、悩み相談、職場体験は、企画じゃない。アメトークは〇〇芸人、人生最高レストランは思い出のレストランという枠の設定がある。出演者に話を任せるのは企画者が介在する意味ある?」

芦田さんの言葉にがつんとやられた。

芦田さんは既存の番組の旨みも、企画生への講評も、はっきりしていた。
どこが面白さなのかが明確。
そして、その企画をやって出演者は進行しやすいのか?傷つかないか?を意識している。

出演者の強みでこんなことをやってもらえそうではなく、
出演者のその強みで“こそ”こんなことやったら面白くなるよね!
なんですね...。

芦田さんが作ってらっしゃる「あざとくて何が悪いの?」なんて、
田中みなみさんがやってこその番組!!!!

自分の企画の面白さは作ったつもりで、概念みたいなところで止まっていた。
「あざとい」を語ってもらう、人生をすごろく形式で語ってもらうなど、
より具体的な切り口をつくるのが企画を機能させる仕組みなんだ。

切り口まで考えていくためには、
自分が面白そう!と思ったものをまずは信じ切って、具体的な部分まで深く深く考えきる。

そして、何が大事なポイントなのか絞りきる。

無駄な時間はない

ハードに働いていたAD時代のことも助走。無駄な時間ではなかったと話す芦田さん。
AD時代に経験した番組では、視聴率がとれるものは何か?を学べたと。

私も最初は現場で3.4年働いた上で本社の部署に行く会社にいて。
入社した時からずっと、働けば働くほど、企画の部署に行きたくて。
運営している場所の思い出を彩ることのできる企画がしたくてたまらない。ううう。

だから、芦田さんのADをやりきって番組の企画も用意していたガッツに純粋にかっこいいと思った。私も企画の部署にいくための努力をやり続けなければと思った。

チャンスは今年の11月の面談。
そのためには、もっと相手に伝わるように話していきたい、企画の力を身に付けたい、「言葉の企画」の学びを血肉とする。


自分の中の熱があるものを磨いて絞って、
相手に愛をもって伝わるようにしていく。

正しさよりも相手に自分の熱と愛が伝わることを大切に。



最後に、
芦田さんを呼んでくださった阿部さん、ありがとうございました。芦田さんを知ることができて本当に本当に嬉しいです。

そして、芦田さん、お忙しい中企画を見てくださって惜しみなくお話をしてくださってありがとうございました。芦田さんの熱さに今触れることができて幸せです。

お2人のように熱く語れる同期に憧れ、そうやって誰かの役に立っていく力を身につけていきたい!と思いました.....!

企画生のみなさんと言葉の企画の時間をつくっていくうえでも、何かしら力になれるよう行動していきたいな。



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