【読書日記】「漫才過剰考察」髙比良くるま・花咲く漫才

2025.1.13 18:06
「M-1グランプリ・花咲く漫才」読了

M-1グランプリのファイナリストのラインナップ、時代背景から

・どういう傾向があって
・どういう背景で
・どういうご時世で
・ファンのお笑いリテラシーがこうで
・なぜこのコンビが残っていったのか

などを紐解いている。

こうして読むと、結果論にはなるが
各コンビがとてもシビアにその時の向き合って生まれたネタで勝っていることがわかる。
それと同時に自分たちをしっかり見つめられている。
だからこそ、ライバルたちと「どこで差をつけるべきか」「どこで差別化をされるか」何より「どう勝つか」を考えられているのではないか。

勝たなくとも、視聴者の記憶に残っていることがわかる。

それと同時に、コロナ禍を経てもなお
(これは悪い意味ではなく)
気取らず地道にできることを積み上げていった芸人たちこそが2025年現在、物凄い勢いで伸びてきているのではないだろうか。

それくらい、お笑いというシーンはどのエンタメよりもコロナ禍に衰退しなかったのではないかと思う。



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