vol.2 6月の着物コーデとコーディネートで私が意識していること
Introduction.
毎月1〜2回どこかの週末で、着物コーディネートと
ちょっとした着物との日々をマイペースに
たまに着物とは関係ない話もしたり
今回は、6月の着物コーデと私がコーディネートで意識していることの小話
気楽に読んでもらえたら嬉しいです
6月の着物コーデ | Jun Kimono Outfit
帯周りは可愛らしく、梅雨の季節も爽やかに
6月の上旬には、単衣の織の着物
素材感を合わせてコーディネートしました
少しずつ暑さも感じるようになってきて、綺麗にしっとり…な気分じゃなく
動いたり、ちょっとシワがいってもいいや
そんな気分で、シワが目立たないざっくり節感のある着物にしました
染めのとろっとした着心地も大好きだけれど
それはまたレトスランだったり、ちょっとおめかししたい時にしよう
洋服を選ぶ時のように、行く場所、気分、1人か誰と過ごすか、でどんなお洒落をするかは着物も同じですね
この着物、白や黒い糸が所々で浮いていて、きっと柔らかくてふわふわの真綿糸を使っているんだろうなあ
この素朴な風合いが気負わなくて
絹ならではの光沢もあるから着姿が綺麗に見えるんです
ただ着物だけ見ると、男っぽいというか渋すぎる
スーツみたいな感じなのかな
なので帯周りは可愛くしようと思い、お気に入りの刺繍の帯と、差し色に芥子色を
この帯はいろんな方に褒めてもらっていて、いい帯ね、じゃなく、可愛い〜！ってフランクに言ってもらえたり、着物でもキャピキャピできるのが嬉しいです
帯は「着物の顔」とよく言うから、帯を決めるまでは、コーデのテイストはいかようにも変わりますね
今回は、渋かわいい…かな
とにかく甘さと渋さのバランスをちょうど良く、を意識です
一つの着物も帯もコーディネート次第で180度変わるって不思議
コーディネートを考える時間が1番ワクワクしているなあ
" 着物って何を合わせたらいいの？ " よくお店でも聞かれます
私も正直なところ正解はよく分かっていなくて…
ただ、暑いから淡い青色で少し透けた素材にしようかなとか、今日はゆっくり過ごしたいからほっこりした素材のものにしようって、いつも気分と気温にまかせて、それだけなんです
着物カレンダーは気にしなくても、それだけで心地よく着物で過ごせています
昔とは環境や体質も違いますしね
薄物を取り出した日
そうだ、今回の小話は、着物のコーディネートで私が意識していることにしようかな
少しでも着物選びが気楽になったら嬉しいです
ほんとは先週に行った、京都北山にある、ご夫婦2人でされているアットホームなレストランについて話したかったのですが、また次回に…
着物のコーディネートで私が意識していること
新しく買った着物早く着たいなあ、帯はせっかくだし1番お気に入りのものにしよう
そんな風に思うことが着物を始めたばかりの頃はよくありました
着物や帯って、一つ一つ細かくデザインされていて、どれもお洒落で素敵だから、ついあれもこれもとなってしまいます
ただいざ合わせると…ごちゃごちゃしたりまとまりがなかったり、それぞれの良さが消えちゃうことだってあります
だから私はいつも、一つだけ主役を決める！ことを意識しています
そこからの組み合わせは、色柄を引き算したり、どう主役を引き立たせようかなって考えます
chic × oriental (Instagram : May 25)
このコーディネートは、帯を主役にコーディネートしていきました
この帯は渋い色味だけれど、水彩画のようなタッチやオレンジ色とのコントラストだったり、結構ワクワクさせられる帯なんです
そんな帯を引き立たせるコーディネートを
コントラストの効いた配色
帯のシックな雰囲気は残しながら、デザインは沈まないようにしたい
あれこれと着物に帯を当てながら選んだのは、黒い無地の浴衣です
黒は洋服もだけど、シックで品があり、独特な雰囲気と全体を引き締めてくれる色、ぴったりだ
最後に黄色の帯揚げと白い帯〆で、ダークトーンなコーディネートにコントラストを効かせて、着物と帯の色味にメリハリをつけます
一つ一つ合わせて、しっくりくるものが見つかると、どんどん想像が膨らんで、ほんと楽しいコーディネートの時間
こんな感じで、最初に一つだけ主役を決めてあげる
そうすると、まとまらなかったり素敵な帯や着物が喧嘩することはないはずです
色、柄、素材、雰囲気、どれか一つ主役のマネをして合わせていくと、いいコンビができたりします
正解はないけれど、少しでも参考になれば嬉しいです
さて、今日はこの辺で
また次回のコーディネートと小話、お楽しみに
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Mari | from Kyoto
instagram
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