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#04 常識のない喫茶店

"最高!!!!!'"
の一言に尽きる。


レトロブームが流行っているのか、
文房具とか、雑貨も売ってる本屋さんで
喫茶店特集がされていた。

3回くらい眺めたことのある風景が
なんのタイミング変わらないけど手に取って購入した
常識のない喫茶店



丁度、母の病院の付き添いの予定があって
待ち時間が長い予定があったから、
その時に読もうと思って眠らせること1週間。


ページを開いた瞬間、それが大きな間違いだと知った。


母の手術の待ち時間だと言うのに、
始めから終わりまで、

肩を震わせ
笑いを堪え
堪えきれずつい吹き出して
マスクの下で盛大ににやけ
深く息を吸わないといけないくらい笑った。

人が手術してると言うのに…
やれやれ、不謹慎極まりないけど
この本の読者らしいなとも思いながら。

人それぞれ、それぞれの人生を尊重する
それが必要なのに、忘れてしまう。
私たち人間は、感情を持ってるからこそ
素晴らしいことも、そうでないことも沢山ある。

たかが、店員とお客
されど、店員とお客
なんのラベルもつけなかったら、
人間と人間。

それに気づいて生きていけるといいなぁ。


この喫茶店のモットーは、意外と本来の普通なのかも。
そしてキュンポイントは、優しい人であること
が、条件だと言うこと。
優しい人であるのに、心のままに毒も吐くのが素晴らしい。

私の中の、優しい人像が破壊され微笑みが止まらなかった。

ユニークなあだ名は、あだ名だけでにやけが止まらないし、
なんてったって、個性的な面々が刺激的すぎる。

私は上司に、バーコードハゲが
似合ってるなんてきっと言えない…笑
(奥行きが出てきましたね、とは言ってしまったことはある)


一冊に詰まった、僕のマリの新しい人生が、
自分らしくやっと生きることのできている人生が、
詰まっている最高の一冊だった。


いつか、この喫茶店に巡り合ってみたい。
わたしはどんなあだ名をつけてもらえるんだろう。


何となく気持ちが上がらない時に、
何となく心が向いた時に、
何度でも読み返そうと思う。


常識も普通も、人間が作り出した言葉に過ぎないね。


fin.

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