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Roihuvuoren japanilaistyylinen puutarha

[大学院授業用まとめ]

庭園の授業をうけ、気になっていたヘルシンキにある日本庭園へと散歩がてら訪れた。

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青龍、朱雀、白虎、玄武という四神をテーマにして作庭したようだ。東は青龍の青、南は朱雀の赤、西は白虎の白、北は玄武の黒。四神の庭ということであろうか。

作庭記に於いても「青龍の東北より水を流し、南の朱雀に池を穿つ」と記されている。

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白樺の木が目の前の景色からなくなるといっきに北欧らしさは無くなり日本にいるのかと錯覚するような景色だ。ただ実際は鳥の鳴声や森の中に充満した心地よい香りは日本のそれとは全く違う。
しかし異国で表現された、苔庭はとても心地の良い場所だった。

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白虎庭園と名付けられた場所で虎らしい表現を探したがそれらしい石などは確認することができなかった。

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手入れが行き届いてなくて寂しいことに、、

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砂紋は接着剤で固定されていた。そして日本の庭園でみる砂紋と比べると波の感覚がかなり広い。バルト海のような穏やかさを表現したのだろうか…

ロシアで作庭をしたこともある先生の講義を聴講しているため海外で日本庭園をつくることの大変さ(植生や気候が日本とは違いすぎることや、現場で石を据える際の指示)などを以前授業で触れられていたので、海外の日本庭園もこれから巡っていきたい。

コロナウイルスの状況により現段階では他国に旅行をすることはまだ控えているが個人的にはエストニアにある日本庭園が気になっている。

そしてまた京都に帰ったら改めて庭園を巡りたい。2点の書籍に癒されている。


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少し離れた場所に円形窓があった。どうやら現地の人にとっては撮影スポットらしく、フィンランドのコスプレイヤーが撮影をしていた。葛飾北斎の赤富士が描かれた法被に身を包んだ青年やゴスロリの衣装を纏う女性とすれ違い帰路についた。

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