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世界に一冊のノートが欲しかったので作った

こんにちは、Minamiです。

みなさんは、誰も持っていないものを持ちたいと思ったこと、ありませんか?
私はある。

ということで今回は、世界に一冊のノートが欲しかったので作りました、という記事です。

ノートを作ったとは

専門学生の時に急に思い立ち、メモ用のノートを作ったれと思いました。
(実は手帳も手書きで作っていたのですが、また別の記事で詳しく書きます!)

……と、でかいこと言いましたが、作ったのは表紙だけです。
しかもノートを買って、表紙を描くだけ。

とはいえ、表紙が真っ白なノートって案外ないんですよね。
あと個人的に、ある程度厚みが欲しいけど糸かがり製本のノートが欲しかった。(糸かがり製本はあれよ、ページ破ると反対側も取れちゃうやつ。)
理由は180度にフルで開いて欲しいから。

そこで出会ったのがmidoriさんのMDノート。

下記、MDノートのサイトより抜粋。

『MDノート』は、16ページに折られた紙束の背中を糸でかがって作る、糸かがり製本を用いています。
糸かがり製本は、開きが良いことと、丈夫に仕上がるのが特徴です。本来は手帳や日記等、長期間使用するアイテムに用いられる製本ですが、ノートが180度フルに開くことこそ究極の書き心地と考えて採用しました。
最初から最後までストレスフリーです。

いや完璧かよ。

表紙が真っ白で、ある程度厚みがあって糸かがり製本???
運命の出会いだよ、一生ついていきます。
A5サイズがお気に入りです。

1冊880円!!?!?知るか!!!!!!!
むしろ安いくらいだ!!!!!

キミに決めた!!!!!!!!

表紙を描くとは

前置きが長くなった上に取り乱しました、すみません。

表紙を描くと言いましても、ただの転写です。
(どんどん大したことなくなってきますね。)
描いたのはチャーリーチャップリン、バスターキートン、ハロルドロイドの世界三大喜劇王。スティーブマックイーン、ヒッチコック作品など、好きな映画のポスターやワンシーンです。

それでは!!!やっと本題!!!!!!
制作過程を写真とともにお送りします!!!!!
レッツラドン!!!!!!!!

制作過程

『ロイドの人気者(The Freshman)』を描いた時に、メイキングツイートしていたのでその写真を使いながら解説していきます。

①描きたいポスターを探す
『ロイドの人気者』を描いた時はポスターではありませんでしたが、他ではほとんどポスターを描いています。

②ノートサイズに2枚印刷する
転写用とお手本用の2枚

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③印刷した紙の裏側を鉛筆で塗りつぶしてノートに貼り付ける

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巻き込む感じで貼ります。


④輪郭線をなぞる
カーボン紙みたいな感じ。
影の変わり目(?)などもなぞっていきます。これで下書きの線が出来上がる。

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⑤お手本を見ながら描いていく
使うのはドロペンです。0.03ミリから0.5ミリまで幅広く。
ただ描くのもつまらないと思ったのか、濃淡はカケアミで描くということをしていました。Twitterで「カケアミ綺麗すぎ」と褒めていただくことが多いのですが、描き始めた時から苦戦したことないので才能かもしれない(何言ってんだこいつは)

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ペンの太さやカケアミの本数で濃淡は無限に出せる。
ただびっくりするくらい時間かかる。


そして!!!完成したものがこちら!!!!!!!

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(盛大にミスってるところがあるのですが見逃して欲しい。)

描き上げるのに早くても2時間、長いと数日かかってしまうのですが、無心になれるし楽しいです。

一体何冊描いたのか

さて、私のnoteを読んでくださっていて、勘のいい方ならもうお気づきでしょう。
1993日間の「1日1お絵描き」の記事でメイン画像にしていた、この山積みになっているノート。

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全部、表紙に絵を描いています。

このお絵描き用のノートや手作り手帳を含め、これまでに28冊描いてきました。
ということで、全28冊分の表紙絵の記事を、今後数冊ずつに分けて公開していこうと思います。

追記:全28冊の詳細記事7本


あそこにベンツが停まってますね