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開発チームマネージャー陣のチームビルディングにストレングスを使ってみた話

うちの会社(80&Company)には大きく分けてビジネス/開発(テクノロジー)/デザイン(クリエイティブ)の3つのチームがありまして。

その中でも一番開発チームの人数が多いんですが、3月初旬に開発チームのマネージャー陣に対しストレングスファインダーを使ったチームビルディングを行ったので、今回はその記録用noteを書いてみます。

チームビルディングの目的

そもそもね、なんでチームビルディングをやる必要があったのか?という話です。

まず「チームビルディング」という言葉は一般的には以下のような定義がされています。

「メンバー1人ひとりのスキルや経験を最大限に活かし、目標を達成できるチームを作り上げる取り組み」

https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2146

要は成果を出せるチームづくりのための取組みなんですが、それをなぜうちの会社の開発チームに対しやりたかったかと言うと、

  • 複数人のマネージャー(5~6名)がいる

  • 但しリモート勤務により勤務地がバラバラで全員が一堂に対面で集う機会がなかった

  • 役割分担をしっかり決めていきたいフェーズになってきた

という背景のもと、
「それぞれの強みを活かし合い弱みを補い合い、成果を達成できるチームを作りたかった」からです。

その手段として、認定コーチ取得ホヤホヤである「“クリフトンストレングス”を使わせてもらいたいです!」とお伝えしたところOKでしたので、使わせていただきました。(機会をくれて大感謝です)

クリフトンストレングスの概要

「クリフトンストレングス…?」という方のために簡単にまとめると

  • 177個の質問からなるオンラインの才能診断テスト

  • 34個に分類された資質(才能)に関し、自分ならではの組み合わせが分かる

  • 自分が本来得意とすることを発見したり、自分の最も優れた才能を強みにする方法を学ぶ強力なツール

という感じです。
詳細はぜひGallup社のWebサイトをcheck it outです✌️

具体的に何をやったのか?

事前準備

事前にクリフトンストレングスを受けてもらってレポートを収集した他、
以下の質問に対する回答を個別にアンケートで収集しました。

  • 現在直面している重要な課題

  • 自分たちのチームの強み/弱み

  • チームで達成したい目標

  • 当日、どんな状態になるのが理想か

この事前準備って結構大事で、
それぞれの想いを認識しておくことが
当日の場作り・ファシリテーションに活きてきます。

当日

5名のマネージャー陣にオフラインで集まってもらい、午前はがっつり人事制度に関するMTGをし、午後4時間くらい使って次のことを行なっていきました!

1. 才能の定義の理解

クリフトンストレングスが定義する才能とは「持って生まれた思考、感情、
行動の自然な繰り返しパターンで、 生産的に適用できるもの」
です。

つまり才能とは「特別な人が持っているもの」ではなく「既に誰もが持っているもの」でして、それを分かりやすく理解できるようなショートワークをやりました。


2. 「5つのガイド」の共有

これは、テストの結果レポートを互いに開示していく前の、めっちゃ重要なプロセスです。

Gallup社が「チームビルディングの前にこの5点は共通認識として持っておこうね」と定義してくれていまして、それぞれの詳細を説明をしました。

このインプットが無いと「あなたって共感性無いよね〜」というようなレッテル貼りに使われたりと、間違った使い方をされるリスクが高まるので要注意。

<5つのガイド>
・資質は中立である。

資質はレッテルではない。
ポジティブな気持ちで使う。
違いは利点である。
人はお互いを必要とする。


3. 互いの才能の理解を深める

3種類のワークを通して、それぞれの上位資質(Top5)の理解を深めていきました。

自分の才能への理解を深めると同時に、自分以外のメンバーの才能に気付き理解を深められるよう意識しました!


4. 強みを活かし合うチームになる

最後のワークで、チームの目標に対し

  • 自分はどう貢献できるか?

  • 自分に任せてほしいことは?

  • 自分が苦手なことは?

  • 他の人に任せたいことは?

ということをそれぞれが考え、今後の役割分担に活かせるよう全員でアウトプット&話し合いをしました。

やってみてどうだったのか?

5段階回答のアンケート結果は以下の通り。

Q1:このワークショップはあなたのチームにとって価値があったと感じますか?
A1:4.8

Q2:ワークショップを通じて、チームメンバーの強みを理解することができましたか?
A2:4.6

Q3:ワークショップによって、チームメンバー間のリスペクトが深まったと感じますか?
A3:3.8

Q4:このワークショップが、率直に意見を言い合える関係性を築く助けになったと思いますか?
A4:4.0

回答結果から「違いや強みはわかった。けど、リスペクトや関係性の深まりへの働きかけは改善の余地ありあり」と捉えています。

次回はもう一歩踏み込んで、関係性がさらに深まるようなアプローチを取り入れたい。

あとは「周りからどう見えているかをフィードバックをする時間もあると良かった」という意見ももらいまして、
確かに「互いの才能を理解している状態での相互フィードバックは比較的伝えやすい&受け入れやすいだろう」と思ったので、こちらも次回に活かしてみようと思っています。

最後に

もし
「クリフトンストレングスを使ったチームビルディングに興味があるな〜」
「もう少し詳しく聞いてみたいな〜」
「ちょっとチーム作り手伝ってほしいな〜」
という方いらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください🫶
(プロフィールリンク先のFacebook、X、instagram、どこからでもOKです)

おわり


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