そんな時代もあったね、と

ここ数日、後輩と2人で会って、彼女がいま抱えている悩みや葛藤を聞く機会が立て続けにあり

私も、そんな風に悩んでいた頃があったなあ、と

過ぎた時間の長さと、少し大人になった実感と
あの頃みたいに、真っ直ぐに向き合えなくなった、少しの寂しさと
色々な気持ちになった

かつての私も、今の自分はどうしたら良いのか
正解なのか、不正解なのか、だとしたらどう変化していくべきなのか
悩んで、もがいて、自分の無力さと、周囲への憤りと、孤独を感じる日があった

今も大して変わってはいないけど、孤独や悩みもいいな、と思える日が増えた

当時の私も先輩を頼っては、うんうん、と聞いてもらって
楽になったり、糸口を見つけたり、たくさん助けてもらっていたなあ、と

その先輩たちは、「いつか同じように後輩が悩んだ時、次はあなたが助けてあげてね」と私には何も求めず、美味しいご飯をたくさん食べて、飲んで、ただ傍にいてくれた 

まだ見ぬ未来の若者たちへ、繋いでいくことを教えてくれていた

正直、あの頃の私は、「私にそんな日が来るのだろうか」と思っていた
「私、後輩とか苦手だし」と

でも、今、私がその役割を担う時が来たんだ、と少し嬉しく思っている自分がいる
と同時に背筋が延びる

どうか、あなたが少しでも、この時間だけでも、思っていることを何も恐れずに話したり考えたり、あなたらしさについて向き合う時間を持ってくれたら、と
何もできないけど、傍にいたい、と思う

真剣に考えて、悩むことができるあなただから
きっとこの先の未来は、明るいよ、と私は信じているよ

というより、明るくなくてもいいと思う
あなたがあなたでいることを諦めないでほしい

心からのエールと、、

そしてこの歌を送りたいです

そんな時代もあったねと
いつか話せる日が来るわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
だから、今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

中島みゆき「時代」

いつかきっと、笑い話になる
その時はまた、一緒に美味しいご飯を食べながらその時のあなたの話を聞かせてね


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